その後、4番手を走っていた石浦が26周を終えたところでピットイン。給油のみの作業で、わずかな差で可夢偉に先行する。翌周には山本が給油のみの作業を行い、7.3秒と驚異的なストップ時間でコースへと復帰。これにより山本は石浦の前方に出ることに成功した。さらに、その翌週の28周目には2番手の一貴がピットへ向かってリヤ2輪交換を実施。ただ、給油リグの挿入でやや時間をロスした様子で11秒9のストップ時間となり、山本の先行を許す。これにより、ピットストップを行ったマシンの上位勢は、7番手の山本、一貴、石浦、可夢偉と並び、可夢偉の1周前にピットへと向かっていた平川亮(KYGNUS SUNOCO Team LeMans)が続いていった。

 前方では、ロッテラーが独走状態で首位につけ、野尻、オリベイラと続く形に。未ピット勢はフューエルエフェクトによりラップタイムも向上していく中、3番手のオリベイラと7番手の山本との差は一時25秒ほどまで広がり、各車のピットストップ後にどのような順位となるかが焦点となった。

 その未ピット上位勢が動いたのはレースも終盤を迎えてから。ロッテラーと野尻は53周を終えたところでピットへ。ロッテラーは実質の首位をキープしたたままコースへ復帰した一方、野尻と山本はピットロード出口で交錯。直前のラップで自己ベストタイムをマークしてきた山本が、2コーナーの立ち上がりで姿勢を乱しながらも野尻の前方に出た。

 一方、オリベイラは54周目を終えたところでピットへ向かうが、給油後の再スタートでエンジンストールを喫して大幅にタイムロス。大きく順位を落とすことになってしまう。

 これにより、ロッテラーが見た目の上でも首位に復帰。最後までピットを引っ張った中山が58周目にピットへ向かってからは、2番手に山本、3番手に野尻と続き、一貴、石浦と並ぶ形に。やや離れて可夢偉、そして平川のチームメイトバトル対決も勃発し、オリベイラはその後方の8番手につける形となった。

本日のレースクイーン

太田麻美おおたあさみ
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