JMS P.MU/CERUMO・INGING 2019スーパーフォーミュラ第2戦オートポリス 決勝レポート
その後、石浦は25周目、8号車にパスされ6番手としばらく苦しい状況が続く。45周目に5号車にパスされ7番手までダウン。残り3周で、まったくグリップがなくなったというが、なんとか完走し9位でチェッカーを受けた。
一方、39号車は、セーフティカーとタイミングを併せてピットインした際のアウトラップで、5番手から9番手まで後退してしまった。その後、ソフトタイヤ勢を相手に我慢のレース展開となる。
ラップタイムは悪くないものの、さすがにソフトタイヤ勢には太刀打ちできず。27周目に50号車、37号車にパスされ12番手、30周目、18号車にパスされ13番手までダウン。その後のレース終盤36号車からの猛追は抑えきり、12位でフィニッシュした。
悪天候で、決して満足の行くコンディションではなかったが、少ないチャンスをものにし、予選では上位に名前を残してくれた2台。次は、ぜひ決勝で2台とも上位でチェッカーを受けたい。
次戦は、6月22日(土)~23日(日)、スポーツランド菅生(宮城県村田町)で開催される。
コメント:
#38 石浦宏明
「予選は、全員そうかもしれませんがちゃんとアタックできないまま終わり、ストレスのたまる予選だったと思います。セッション中の情報をもっと知らせて欲しいと運営側に要望を出したいです」
「決勝は、お客様にとっても天候回復は良かったと思います。ドライの作戦は、ここに来る前からエンジニアと決めて来ました。入念に準備してそれが実行できました」
「リスタートしてすぐ、フロントタイヤのグリップが得られず。グレーニングが目視でもわかるくらいだったので、無理すると終わってしまうので、タイヤをいたわりながら走ったためどんどん抜かれてしまい、残り3周でグリップが完全になくなりました」
「今回は珍しくチームとしても良いペースで走れませんでした。原因を調査しているので、次のレースに繋げるようにしたいです」
#39 坪井翔
「予選は雨だったので、昨日の走行の状況よりも赤旗が出るだろうと予想していました。クルマは速かっただけに、運のない予選となりました」
「赤旗が呈示された周回に出したタイムは抹消になってしまうので、またアタックすると、今度は状況が悪く満足にアタックできず結局2番手でした。雨でも速かったと思うし、2戦目にして、フロントロウに並べたことは良かったと思います」
「決勝は、フロントロウからのスタートだったので、ソフトを選択しました。セーフティカーのタイミングでピットに入ったことが、すべてだったような気がします」
「ミディアムに替えた時点で、勝負権がなくずるずる落ちて行きました。ラップタイムは悪くなかったので、ミディアムでスタートしていたらと思うと、ちょっと悔しいですね。経験値の少なさからかもしれませんが、これも次に活かして頑張ります」
立川祐路監督
「ちゃんとした予選ができませんでしたね。うちは、幸いピットの位置に恵まれているというのもあるかもしれませんが、2台上位を獲得できたので良かったです」
「決勝に関しては、38号車は戦略的には勝てるチャンスがあっただけに残念です。戦略はピットに入れて実質トップを走らせることができたので良かったのですが、金曜日にワンセッション走って、他は少しだけ走りましたが、クルマをうまくまとめられなかったですね」
「39号車に関しては、逃げられるようにソフトにしましたが、セーフティカーでミディアムに替えてつらい展開にさせてしまったので、次回は2台ともに上位を狙えるよう頑張ります」