投稿日: 2016.09.29 12:40
更新日: 2016.09.29 14:25

関口雄飛 スーパーフォーミュラ第6戦SUGO レースレポート


スーパーフォーミュラ | 関口雄飛 スーパーフォーミュラ第6戦SUGO レースレポート

 金曜日の夜に雨が降り、土曜日の朝のフリー走行は一部、路面が濡れていた為、ウェット宣言が出されました。気温22℃、路面温度24℃という状況の中、完全に路面が乾くまで約20分はかかりそうでしたので、関口雄飛はウェットタイヤで周回を重ねるのではなく、エンジニアと相談してあえて4セットの新品タイヤをすべて皮むきし、予選、決勝への準備を整えました。

 フリー走行でトップタイムをマークしたのは、チームメイトのJ-P・デ・オリベイラ選手。昨夜遅くまで関口雄飛の走行データを研究し、関口が優れていた高速コーナーの部分を自分の走りの改善に取り入れたのは、さすが最強のベテランです。関口雄飛は6番手で朝のフリー走行を終えました。午後の予選までに、関口雄飛は逆に朝のオリベイラ選手の速さを分析し、予選での走りをイメージました。

 午後1時、まずは予選Q1です。1セット目でややアグレッシブに攻めすぎた関口雄飛は、冷静にコクピッットの中でイメージを高め、2度目のアタックで見事1分05秒586のトップタイムをマーク。参加19台中、首位で予選Q1を通過しました。

続くQ2では、早めのアタックで1分05秒617をマークし、無理せず2番手通過。最後のQ3に焦点を絞ります。

 そして迎えたQ3では、チームメイトのオリベイラ選手が早めのアタックに出て、各車がそれに続きます。セッション開始からじっくりとタイヤを温めていた関口雄飛は、ラスト32秒でアタック開始、コントロールタワーを通過すると、完璧ともいえる走りを見せて、1分05秒398でトップに躍り出ました。

 チェッカーフラッグが振られる中、誰も関口雄飛を上回るタイムをマークするものはなく、ルーキー関口雄飛が今季2度目の、価値あるポールポジションを獲得しました。


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