更新日: 2019.08.23 14:30
GOLDEX RACING TEAM with B-Max motopark 2019スーパーフォーミュラ第5戦もてぎ レースレポート
GOLDEX RACING TEAMのハリソン・ニューウェイ、第5戦はスタートに失敗し、最後尾から追い上げるも19位完走に終わる。
システム/アプリケーション開発事業やマルチ決済ソリューション事業の革新技術で日本の未来を創造するGOLDEX株式会社(本社・東京都品川区、代表取締役社長 坂本和也)は、昨年のマカオGPに引き続き、今年はアジアF3選手権および全日本スーパーフォーミュラ選手権においてB-Max with motoparkをスポンサードし、『GOLDEX RACING TEAM with B-Max motopark』として全日本スーパーフォーミュラ選手権に参戦しております。
チームはこのたび8月17日~18日に栃木県・ツインリンクもてぎで開催された全日本スーパーフォーミュラ選手権第5戦にハリソン・ニューウェイを起用して参戦いたしました。
金曜日のフリー走行が始まると、ハリソン・ニューウェイの顔色が曇りました。ベースセットアップがいまひとつ決まっておらず、高い路面温度に対してタイヤがまったく機能しない状況だったのです。
何度もピットイン、アウトを繰り返し、セットアップ変更を試みるもフロントタイヤのグリップ感が得られることはなく、大幅なセットアップ変更を施さざるを得ない状況でした。タイム的にも14番手と厳しい結果となりました。チームのエンジニアと夜遅くまでデータを解析し、最大限のセットアップ変更を施した51号車は、翌日の朝のフリー走行で見違えるような速さを見せることとなりました。
開幕戦から非凡な速さを見せているルーキー、ハリソン・ニューウェイは、本来の速さを取り戻し、自信を持って午後の予選に臨みました。
予選開始となる午後2時半、気温は38度、路面温度は49度というコンディション。ミディアムタイヤ装着を義務づけられた予選Q1をあっさりと突破したハリソン・ニューウェイでしたが、予選Q2ではアタックラップ中に遅いマシンに進路を阻まれ、アタック失敗。
残念ながら予選Q3進出はなりませんでした。タイム的には予選3番手は見えていただけに、セッション終了後、普段は温和なハリソン・ニューウェイが相手選手のピットまで足を運び直接抗議するほど、本人にとっては不本意な予選結果となったのです。チームメイトのルーカス・アウアー選手が予選4番手タイムをマークしただけに、ハリソン・ニューウェイにとっては、とても悔しい予選結果となりました。
台風の影響が予想されていたのとは裏腹に、レースウィークは気温が急上昇。決勝レースも灼熱の陽射しのもと、52周の長いレースがスタートすることとなりました。気温37度、路面温度は49度というコンディションです。
決勝スタートではミディアムタイヤを装着したハリソン・ニューウェイでしたが、フォーメーションラップで1台のマシンがストールしてピットスタートとなり、さらにもう1周のフォーメーションラップを終えてグリッドに着いた際に、今度はハリソン・ニューウェイがまさかのエンジンストールを起こしてしまいました。
もう1台のマシンもほぼ同時にストールし、スタートは赤旗中断。ハリソン・ニューウェイは赤旗の原因を作ったペナルティにより、最後列スタートとなってしまいました。この赤旗でレースは1周減算の51周レースとなりました。
決勝レースはGOLDEX Racing Team with B-Max motoparkにとって厳しい戦いとなりました。最後尾スタートのハリソン・ニューウェイは、1周目にピットインしてソフトタイヤに交換。最後までそのタイヤでプッシュする作戦でしたが、6周目に最終コーナーでスピン、コースアウトしてストップしたマシンが出たため、セーフティカーが導入される可能性がありましたが、結局レースはそのまま続行。
ハリソン・ニューウェイは燃料補給のため7周目に2度目のピットインを行ない、最後まで安定したペースで走り切りました。レースには大きなアクシデントもハプニングもなく、その結果、ハリソン・ニューウェイは19位完走という結果でこのレースを終えました。
チームメイトのルーカス・アウアー選手が7位完走でポイントを獲得したことがチームにとってせめてもの救いとなったレースでした。GOLDEX Racing Team with B-Max motoparkはすべてのデータを見直し、次戦、岡山大会へと臨みます。
■ハリソン・ニューウェイのコメント
「我々のチームはデータが少ないため、またしてもベースセットアップに失敗してしまったようです。それでも予選までに完全にリセットし、予選上位を狙える速さはあったのですが、残念ながら予選Q2でアタックを邪魔され、予選Q3進出がなりませんでした」
「決勝レースはクラッチの不調でエンジンをストールさせてしまい、最悪の結果となりました。1周目のピットインはチームの指示に従いましたが、結果的には別の戦略もあったかも知れません。レースペースそのものは悪くはなかったですが、チームメイトのルーカス・アウアー選手に予選、決勝とも負けてしまったことが、自分にとって悔しくてなりません」
「これまでは僕のほうがマシンのパフォーマンスを引き出せていただけに、もう一度初心に戻って自分を見つめなおします。残りレースも2戦になりました。最後まで優勝を狙って頑張りますので、応援宜しくお願いします」
■GOLDEX 株式会社 代表取締役社長 坂本和也のコメント
「GOLDEX RACING TEAM with B-Max motoparkとして全日本スーパーフォーミュラ選手権に参戦し、国内最高峰の戦いの場を肌で感じ、そのハイレベルな戦いのなかで、ルーキーとして全力で挑戦し続けることが、我々の企業マインドを高めてくれているのを大変嬉しく思っております」
「まだ若いハリソン・ニューウェイにとって厳しい現実を突きつけられることが、未来の彼のレーシングドライバーとしての力になっていくはずです。今日の結果は、明日への糧です。学ぶべきところを学び、足りないところを補い、一歩一歩前進するしかありません」
「GOLDEX RACING TEAM with B-Max motoparkが、全日本スーパーフォーミュラ選手権の注目の的となるべく、チーム一丸となって頑張りますので、是非、応援宜しくお願いいたします」