UOMO SUNOCO TEAM LEMANS 2019スーパーフォーミュラ第7戦鈴鹿 レースレポート
#8 大嶋和也選手
決勝結果:17位(所要時間:1時間15分27秒682、ベストタイム:1分42秒598)
17番グリッド発進の大嶋は中山とは逆にミディアムを装着してスタート、早い段階でソフトに換えてゴールまで走りきる作戦を採った。タイヤ交換&給油は7周終了時に敢行。
しかしこの日の大嶋は前日につかんでいた好感触を発揮できない流れに陥ってしまう。得意とする決勝でのポジションアップは難しく、20番手での走行がしばらく続くことに。
後半、2度目のタイヤ交換をしたマシンなどに先んじて18番手まで上昇。51号車が最終周にストップしたこともあり、17位でのチェッカーフラッグということになった。

◆コメント
中山雄一選手
「慣れるところから始めなければならなかったこの2戦の状況を考えれば、ミスなく、それなりにいいレースはできたようにも思いますけど、今回の決勝レースに向けてはもう少しリヤタイヤを守る方向にセットアップをもっていった方が良かったかもしれませんね。1周は良くても、リヤがタレてくる感じでした」
「それと、コースの前半は良かったんですが、後半区間で苦しむ傾向がありましたね。貴重な参戦機会でしたので、今後に活かしていきたいです。トラブルなく走らせてくれたチームに感謝です」

大嶋和也選手
「予選日には良いフィーリングをつかんでいたんですが、決勝日になったら朝のフリー走行からタイヤのタレが大きい感じで、レースは苦しい戦いになってしまいました。レース直前の8分間のウォームアップで変更したことも裏目に出たりして、今日はいろんな意味で厳しい日でした」
「今季を振り返ると、阿部エンジニアの加入があり、いろいろ新しいトライもして、可能性も見えてはいたんですが、まとめきることができなかった印象ですね。悔しいシーズンでしたが、来年以降、挽回したいと思います」
片岡龍也監督
「大嶋は今回、予選日に関しては良い感触を得られていました。タラレバですが、スピンした周のアタックを完遂できていればQ2進出は問題なく果たしていたと思います」
「ただ、決勝日になるとソフトでもミディアムでもパフォーマンスがちょっとずつ足りない、そんな状況に陥ってしまい、ポジションを上げていけませんでした。予選日に速さを見せていただけに残念です。温度変化もそれほど大きくはなかったですから、結果的にはマシンの競争力が充分ではなかったということになりますね」
「中山については前回に続いての参戦とはいえ、まず慣れることから始まっていますから、やはり大変だったと思います。ピットインの時期は予定より少し早めでしたが、タイヤの状態を考えて、そうしました」
「今シーズンは第2戦での大嶋の表彰台など、いい結果を出せたところもありましたし、いい兆しをつかめたこともあった年ですが、最終戦の内容としては、つかみきれずに終わってしまったかな、というところですね。みなさんに、もっといい結果を届けたかったです。応援ありがとうございました」
シリーズランキング
マルケロフ選手:ー位/ ー ポイント
中山選手:ー位/ ー ポイント
大嶋選手:14位/7ポイント
チーム部門:10位7ポイント