レース1決勝
30日(日)、好天に恵まれるも気温17度、路面温度19度とやや肌寒いコンディションの中、午前9時45分にレース1(19周:ピット義務無し)のスタートが切られた。
最前列2番手の国本が抜群のスタートを切りトップに浮上。4番手グリッドのロッテラーも見事なダッシュで2位へジャンプアップを果たす一方、ポールポジションの石浦はこの2台に続く3位へと後退してしまった。
首位に立った国本は好ペースで逃げるが、2位のロッテラーもファステストラップをマークしながら追走。序盤から首位を争う2台が3位以下を大きく引き離して行く展開となった。
後方では、6番手グリッドからひとつポジションを上げた中嶋一貴が前車をプッシュ。また、ランキング首位で13番手からスタートを切った関口は、1周目で10位までポジションアップ。更にチームメイトのオリベイラをかわすと、ポイント獲得を目指し、前を行く8位のバンドーンに激しくアタック。
巧妙なブロックに阻まれながら、再三に渡ってテール・トゥ・ノーズで攻め続けた関口だったが、15周目のシケイン2つめで追突。バンドーンはスピンを喫し、関口は8位へとポジションを上げた。
首位を逃げる国本は、レースを通して2位ロッテラーに1秒以上の差を保ったまま走行を続け、トップでチェッカー。今季2勝目を挙げ、ランキング首位に躍り出た。ロッテラーが2位、石浦が3位、中嶋一貴は5位フィニッシュ。関口は8位でチェッカーを受けたが、レース後、接触による30秒加算のペナルティを科され、ポイント圏外の18位という最終結果に。
この結果、タイトル争いは国本、関口、ロッテラー、石浦の4名のみに絞られ、レース2を迎えることとなった。