#38 石浦宏明
「予選の前のフリー走行で思ったようなタイムが出ず、ハマっている状況になってしまいました。予選に向けてセットアップを変更し、Q1は通るだろうという判断で行ったものの6番手と余裕のない状況で通過しました。Q2でクルマのバランスを変え、Q2で落ちたらノーチャンスになるので、ドライビングも頑張ったところでQ2通過。僅差でしたが流れが変わりました。ただアジャストした成果があまり出ないQ3でした。コンマ1あがれば3位のはずなのですが。Q3に残ったのは良かったですが、このもてぎはこれまで2勝、ポールポジションも獲得している得意のコースなので、Q3に残って喜んでいる場合ではないとも思いました」
「決勝は、スタートは練習から良くて本番でも良いけり出しだったのですが、前でスタートをミスしているクルマが4台くらいいて、4ワイドになっていました。その後2コーナーで押し出されてしまったので、失速し一気にポジションを落としてしまいました。しかし、次のレースに繋げるため、そのまま一生懸命走りましたが、ペースの遅い集団のなかにいるにも関わらず、離されてしまうこともあり苦しい状況でした。オーバーテイクシステムのボタンを押すなどして頑張ったのですが、抜くに至るような状況にはなりませんでした。課題も見えたので次のレースに活かしていきたいと思います」
#39 坪井翔
「予選は、Q1をトップタイムで終えることができ、速さもあったと思います。そんななかで、Q2は、最終コーナーで渋滞してしまいました。みんなが行くのを待って一番最後のアタックになってしまったので時間も15秒くらいロス。タイヤの表面温度も内圧も下がり、グリップも発動せず、タイヤのピークを出せませんでした。それがなければ2列目くらい(グリッド)に行けたのではと思います。そこから悪い流れが始まりそれがすべてでした」
「決勝は、スタートで1号車を抜いて、1コーナーに入って行きました。混乱のなかで石浦選手が失速していたので抜いて、その前の18号車を3コーナーでアウトから抜きに行き、出口ではじき出され、行き場がなくなりブレーキを踏んだのですが、向こうの右リヤがこちらの左フロントに接触、タイヤがバーストしてホイールが割れ走れなくなりました」
「そもそも予選でこの位置にいるのが良くないと思っています。昨年、ドライでとても苦労しましたが、今回は速さがあっただけにとても残念な結果です。SF19の扱い方もわかってきたし、ポジティブなこともあったので次戦に繋げ頑張りたいと思います」
立川祐路監督
「石浦の38号車は、正直、今朝のフリー走行まであまり良くなく苦戦気味でした。しかし、予選を経ていくうちに、良くなっていって、朝のことを考えると6番グリッドは上出来だったと思います。スタートで集団のなかに入ってしまい、順位が落ちていってしまったのが残念です」
「坪井が、Q1トップと、昨日今日と順調に来ていたのでわりと前に行けるかと思ったら、Q2では前にクルマが沢山いて、自分のペースでアタックできなかったですね。ほんのちょっとのことが響いてしまうのですが、予想外の下位のグリッドでした。次戦以降、ポジション取りを考えないといけないと思います」
「チームの成績が昨年良くなかったので、ピットの位置も後方になり前に沢山のクルマがいます。その対処を考えないといけません。スタートが中段だったので、ほかのクルマと接触してタイヤがバーストしまいました。今朝までの様子を考えると非常に残念な結果です。しかし、坪井と39号車のポテンシャルは、良いというのが見て取れたのでそれは良かったです」
「チームとして厳しい初戦でしたが、次戦に向けて何か策を練らないと厳しいと思っています。今季がようやくスタートしました。コロナの影響で例年とは違うレース形式となりますが、引き続き応援よろしくお願い致します」

