更新日: 2020.11.16 17:58
関口雄飛 2020スーパーフォーミュラ第4戦オートポリス レースレポート
■土曜日 専有&フリー走行
土曜日のフリー走行では、走り出しからタイムを出していた関口雄飛ですが、コースにタイヤラバーが乗り、コンディションが良くなるに連れてライバルたちがそのタイムを更新していくという厳しい状況となり朝の専有走行は最終的に1分25秒822で11番手。午後のフリー走行では1分25秒846で16番手タイムにとどまりました。明日の予選、決勝に向けてエンジニアとのデータ解析が続けられています。
■関口雄飛のコメント
「厳しいですね。セットアップが決まり切らない感じです。走り出しは良い感触だったのですが、路面ができてくるにつれて、ライバルたちのタイム上昇率と、自分のタイム上昇率が正比例していないというか、自分だけ伸び悩んでいる感じです。原因がわからないからすっきりしないのですが、レースウイークでできることは限られているので、可能性がある限りすべてのデータを見直して、問題点を解決し、明日の予選、決勝に向けて集中力を高めていくしかありません。厳しい状況の中ですが、頑張ります」
■日曜日 予選&決勝
日曜日、朝の予選はQ1は、A、Bの2グループに分けられてそれぞれ7番手以内がQ2進出となるスタイルで行われました。関口雄飛は早めのタイムアタックに入りましたが、残り僅かな時間でクラッシュするマシンが出て、赤旗中断。まだアタックできていないマシンもあったので、主催者側は3分間での再スタートという判断をくだしました。その3分間のアタックで多くのマシンがタイムアップを果たし、関口雄飛は残念ながら8番手敗退となりました。
決勝前のウォームアップ走行では、2番手タイムをマークしていた関口雄飛は、決勝スタートに向けて集中力を高めていきます。クリーンなスタートで15番手に浮上した関口雄飛は、コンスタントに周回を重ね、14番手、13番手とポジションをアップ。4周目、1台のマシンがコースアウトし、セーフティカーが出されました。9周目にセーフティカーがピットに戻り、レース再開。しかし13周目にまたしてもコースアウトしたマシンの回収のために2度目のセーフティカーが出されました。
そのタイミングでピット作業を終えた関口雄飛は、11番手でレースに復帰し、全車がピット作業を終えた段階では13番手というポジション。そこから再びコンスタントなペースで周回を重ね、最終ラップまで10番手を争うバトルを続けましたが抜ききれず、11位でチェッカーを受けました。
■関口雄飛のコメント
「予選はマシンのセットアップがどうしても決まらない状況で、タイムアップが果たせませんでした。決勝に向けて最後の最後までエンジニアとセットアップを変更し、ウォームアップでは良い感触が得られました、決勝レースではスタートはうまくいき、レースペースも予選に比べればかなり良くなったのですが、まだ自分が納得できる速さは得られませんでした。自分としても精一杯頑張って走ったし、マシンの限界までプッシュしたレースだったと思います」