Tomohiro Yoshita / 吉田知弘

 4月23・24日に開幕を迎える2016年の全日本スーパーフォーミュラ選手権。昨年のGP2王者であるストフェル・バンドーンが参戦するとあって、例年になく注目を集めている。

 バンドーンは、今週末のF1バーレーンGPでフェルナンド・アロンソの代役として一足早くF1にデビューすることが決まったが、彼と同じ海外出身のスーパーフォーミュラドライバーで、日本のレースの経験では“大先輩”となるジョアオ・パオロ・デ・オリベイラとアンドレ・ロッテラーに、注目のバンドーンについて話を聞くことができた。

 まずはオリベイラ。2005年には全日本F3選手権で7勝を挙げシリーズチャンピオンを獲得し、2007年からフォーミュラ・ニッポンにフル参戦を開始。現在では名門チームインパルのエースとして2010年以来となる自身2度目のタイトル獲得を目指している。
 日本のトップフォーミュラはフル参戦10年目とベテランの域に入っているオリベイラは、1年目から日本での成功を目指すバンドーンにとって、現在のスーパーフォーミュラはそう簡単なものではないと語る。

「スーパーフォーミュラはGP2とは全く異なるカテゴリーだと思う。GP2はF1などのトップカテゴリーにステップアップを目指す若いドライバーたちが集まる場所。2〜3年戦えばすぐに別のカテゴリーに行ってしまうから経験が豊富なドライバーが少ない」

「でもスーパーフォーミュラは違う。参戦しているドライバーが素晴らしいキャリアを持っているし、何年もこのカテゴリーに参戦し続けているから、マシンのことも良く知っているし、コースも熟知している。とてもハイレベルなレースだよ。みんなそういったライバルを彼は相手にしなければならないから、1年目から成功するというのはそう簡単なことではないと思うよ」と、慎重な意見。それだけスーパーフォーミュラはGP2と違い、ドライビングパフォーマンスだけでは通用しない部分もあるという意見だ。

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