更新日: 2021.05.14 16:43
SF代役2戦目を迎えるジュリアーノ・アレジ「とにかくミスをせずに全セッション終えることが大事」
「ルーキーの僕が、日本で(ダブルエントリーによって)1回の週末にこれだけのマイレージを稼ぐことができる。これは僕にとっては有益なものだ」
「あと、体力的には問題なかった。さすがに日曜日の全部のレースが終わったら疲れは感じたけれど、首や背中は問題なく、レース中もそれで苦戦することはなかった」
「もちろん、ダブルエントリーということは間違いなくタフな週末になるとわかっていたから、トレーニングなど事前の準備はできる限りしていた。予選日の夜もしっかりと休むようにしていたから問題はなかった」
そして、今回の第3戦もダブルエントリーとなるのだが、舞台は今週末が初走行となるオートポリス。「今年はすべてが初めてだから、しっかりと学ぶことが大事」と繰り返し語っているジュリアーノは、シミュレーターでしっかりとコースの予習も済んでいる。
「シミュレーターを事前に行っておくことで、コースのレイアウトやリズムみたいな部分を覚えることができる。それをやっておくだけでも、いざサーキットにいって驚きを感じる部分が減るからね」
「オートポリスは走っていて楽しいレイアウトだなと思った。たくさんのコーナーがあってアップダウンも多い。いままでのキャリアのなかで、この手のサーキットはあまり経験がないから、実際に走るのがすごく楽しみだ」
「週末の最初はスーパーフォーミュラ・ライツの走行から始まるけれど、そこで実際に走ったコースの感覚などを覚えないといけないから、とても重要な1日になる。なので、できる限りのベストを尽くして臨みたい」
第2戦鈴鹿では9位入賞を果たしていることもあり、今回はさらなる上位進出を期待せずにはいられないのだが、ジュリアーノ本人は結果を深く追い求めているというよりかは、ミスをせずにすべてのセッションを終えることが一番大切だと考えている。
「繰り返しになるけれど、僕は日本でのレースが1年目で、すべてが初めての経験。とくに今回は初めて走るコースになる。だから、あまり焦らずに色々やっていきたい。そのなかで学ぶ姿勢を維持して、少しでも多くの経験を積みたいし、しっかりとしたパフォーマンスを披露できるようにすることも重要だ」
「でも、何よりもっとも重要なことは、ミスをせずに各セッションを終えること。そのなかで予選ではQ3に進んで、決勝でポイントを獲得できれば嬉しいけれど、まずはクルマを壊すことなく全セッション終えることが何より大事だ」
もちろん、今週末はスーパーフォーミュラのみならず、スーパーフォーミュラ・ライツのレースもあり、こちらも初優勝の期待がかかっている。予選までの限られた時間のなかで、ジュリアーノはどれほどの適応力をみせるのか。前回にも増して注目の集まる1戦となりそうだ。