アタックを終えた可夢偉は即座にピットへ戻ると、ふたたびタイヤを新品に交換してコースイン。大勢の観客が固唾を呑んで見守るなか、可夢偉は入念にタイヤへ熱を入れると、ラストアタックで先ほどのタイムをさらに更新する43秒304を記録。トークイベントで語っていた42秒台には届かなかったものの、昨年のレコードタイムを大きく縮める渾身のアタックに、会場で見守るファンからは大きな拍手が送られた。
「ターゲットとしていた43秒台に入ることができたことは良かったと思います」と可夢偉。
「(去年と)クルマは同じなので、ここまでタイムアップができたのはヨコハマタイヤさんのおかげ。この1年間、いいタイヤを僕たちに供給してくれていたんだと実感しましたね」
「このタイムアタックは(会場にいる)みんなが見ているから、かなり緊張するんですよ。そういう状況のなかでタイムを出せたのも良かったかなと」
「42秒(台)も見えるところにはきてますね。まぁ、これは来年かな。ただ、僕ばっかりアタックしていては、ほかのドライバーにも悪いので、来年はほかの人にやってもらってもいいですよね。その人が僕のタイムを破れなければ、僕より遅いことになりますし(笑)」
今回の『小林可夢偉×SF14 タイムアタックチャレンジ』の様子は、12月16日発売のオートスポーツNo.1446で詳しくお届けする予定なので、こちらも要チェックだ。









