更新日: 2022.04.11 02:05
TEAM GOH 53号車 2022スーパーフォーミュラ第1戦富士 予選・決勝レポート
2022 SUPER FORMULA Team Report:Car No.53
富士開幕戦 Rd.1 2022年4月9日(土)
佐藤蓮、デビュー戦は9位フィニッシュ、合計4ポイントを獲得
予選:P2
決勝:P9
4月9日(土)、2022年全日本スーパーフォーミュラ選手権のラウンド1が富士スピードウェイで開催され、TEAM GOHの53号車のステアリングを握る佐藤蓮は9位でフィニッシュし、予選2番手の2ポイントと合わせ、合計4ポイントを獲得してデビュー戦を飾りました。
予選2番手で決勝のフロントローを獲得したものの、佐藤はスタートで出遅れ、その後、遅れを取り戻すべくオープニングラップを力走していたところにダンロップコーナーで追突されてスピンを喫し、18番手までポジションダウン。
しかしながらその後は、マイレージの高いタイヤでの佐藤の速さと、周囲の状況からステイアウトの戦略をとり、トップと同じレベルのペースで順調に周回を重ね、最終的に9位でチェッカーを受け、入賞を果たしました。
ドライバー:佐藤蓮のコメント
「スタートで出遅れてしまい、混乱に巻き込まれてしまったため、ほぼ最後尾から追い上げることになってしまいましたが、チームと無線でやりとりしながらモチベーションをキープし、なんとかポイントを獲得することができました。悔しいところはありますが、明日に向けてポジティブなデータもとれましたし、第2戦は優勝目指して頑張りたいと思います。応援よろしくお願いいたします」
監督:山本雅史のコメント
「予選で見事にフロントローを獲得できたのですが、スタートで若干遅れてしまいました。さらにオープニングラップで追突されたこともあり18番手まで落ちてしまったのですが、エンジニアを含めチームがよくドライバーをサポートしてくれ、ドライバーもねばり強く取り返してくれました。戦略的にちょっとピットストップが遅くなりましたが、結果、予選2番手の2ポイントに加え、9位でフィニッシュの2ポイント、合計4ポイント獲得できました。デビュー戦としてはまずまずだと思いますし、今後につながるレースができたと思います。日曜日の第2戦も応援よろしくお願いいたします」
エンジニア:ライアン・ディングルのコメント
「予選については、富士はタイヤマネジメントがとても大切なコースなので、ドライバーともよく話し合って、タイヤのウォームアップについて作戦をたてました。10分間のQ1はとても上手くいきましたが、7分間のQ2についてはまだ改善幅があります」
「決勝は、テストでまとめていたセットアップに、昨日のフリー走行からのドライバーのインプットと、今日のコンディションに合わせたアジャストを施し、とても高いパフォーマンスが得られました。また、スタートがうまくいかず、オープニングラップのダンロップコーナーで追突されたりしたのですが、ドライバーが諦めず冷静に、とても集中して頑張ってくれ、ペースも良かったです。第2戦に向けては、まだセットアップに改善余地があるのと、スタートからオープニングラップについての改善、またピットワークでのロスをなくすことで、トップと戦えると思います」
「そしてレースでは、複数のエンジニアがそれぞれの仕事をきっちりこなし、分析のスピードも速く、それが良い結果につながっていて、皆に感謝しています」