更新日: 2022.05.18 14:45
大津弘樹 2022スーパーフォーミュラ第3戦鈴鹿 レースレポート
DATE:第3戦 予選4月23日・決勝4月24日
TEAM:DOCOMO TEAM DANDELION RACING
CAR No.6
■第3戦結果
・FP1:11位
・Q1B:6位
・Q2:7位
・FP2:6位
・FINAL:8位
予選Q1はBグループから出走。FP1から変更を施したセッティングの手応えがよくなりましたが、タイムを伸ばせず6番手とギリギリでQ2へ進出。コンディションが良くなることを見越してセッティングをアジャストしQ2へ臨みました。
Q2もベストを尽くしたものの、トップタイムと比較すると特にセクター1で大幅にタイムロスがあり8番手と望んでいた順位を得ることが出来ませんでした。前のマシンに降格ペナルティが課せられた為順位が繰り上がり決勝は7番手からのスタートになりました。
決勝日は朝から雨が降り続いていました。FP2でウェットコンディションでのマシンバランスを確認しました。雨量の多い中でしたがマシンバランスが良かったので決勝に向けて手応えを感じていました。
スタンディングスタートで31周の決勝が始まりました。反応と動き出しは良かったものの、加速していく過程でホイールスピンを多くさせてしまい失速。オープニングラップに4台のマシンに抜かれてしまいました。序盤は水飛沫が多く前が全く見えない状況でペースを上げて行けず苦戦を強いられていましたが、中盤になるにつれて徐々にコース上の雨量が少なくなっていき接近戦が増えていきました。
タイヤの摩耗が予想以上に早く進んでしまい、レインタイヤスタートの場合はタイヤ交換義務がない為、最後までタイヤを持たせなくてはいけない状況でした。他車も同じようにタイヤが摩耗し徐々にペースラップに差が出てきた為、15周目あたりから3台のマシンと接近戦の中周回していました。前を走行していた65号車とバックストレートからオーバーテイクシステムを作動させて差を一気に詰めていきました。
1コーナーまでOTSを作動させましたが、オーバーテイクが出来ず2コーナーまで並走していました。チャンスはここしかないと思っていたので、S字で常にイン側に飛び込む素振りで相手を揺さぶり、速度が落ちたダンロップコーナーでインに飛び込みオーバーテイクを成功させました。
前を走る20号車と大きく離れてしまっていましたが、私の方がペースが良かったので真後ろまで追いつくことが出来ましたが、オーバーテイクまで至らず8番手でゴールする事となりました。
今大会は難しいコンディションの中ポイントを獲得することが出来ましたが、課題の多く残るレースとなりました。特に予選のパフォーマンスを上げる必要があると感じているので、次戦に向けて改善できるよう準備を重ねて行きます。
今大会も多くのご声援をいただきありがとうございました。引き続き宜しくお願い致します。