TEAM GOH 55号車 2022スーパーフォーミュラ第4戦オートポリス 決勝レポート
2022 SUPER FORMULA
Round 4-AUTOPOLIS
2022年5月21日(土)/22日(日)
オートポリス(4.674km)
三宅淳詞、3位でチェッカー、初の表彰台獲得! ファステストラップも記録
・5月21日 予選:5番手(1分24秒964)
天候:晴れ、21℃ 路面:ドライ、33℃
・5月22日 決勝:3位
天候:晴れ、24℃ 路面:ドライ、44℃
5月22日(日)、2022年全日本スーパーフォーミュラ選手権ラウンド4、オートポリス大会決勝レースが行われ、TEAM GOHの55号車をドライブするルーキー、三宅淳詞は、みごとに自身シリーズ初の3位表彰台を獲得しました。また、TEAM GOHにとっても参戦4戦目にして初の表彰台獲得となりました。
これまでの4戦の中では最も前となる3列目5番グリッドからスタートした三宅は、スタートの混乱の中でポジションを2つ落としてしまいましたが、その後は快調なレースペースを守り周回を重ねていきました。
規定の10周回を終えて早々にピットインを敢行しタイヤ交換を終えてコースに戻ってきたライバルたちと比べて速いペースで走れていた三宅の55号車は、ステイアウトで引っ張る作戦に変更。最終的に32周回を終え、全21台中最後にピットインし、ニュータイヤでコースイン。ピットストップのタイヤ交換タイムは8.3秒と決して速いとは言えないものでしたが、なんとか野尻智紀選手の前でコースに戻るとコールドタイヤでのアウトラップ勝負を制し、3位表彰台圏内のポジションにつけました。
ニュータイヤに履き替え、燃料も軽くなっている状態で、三宅は34周目でセクター3のベストタイム、35週目で1分28秒747のファステストラップ、さらに37周回目でセクター1でのベストタイムを叩き出し、42周回のレースを3位でフィニッシュしました。
ドライバー:三宅淳詞のコメント
「3列目5番手スタートということでチャンスがあると思っていました。スタートではうまく場所をとれずに順位を落としてしまう場面もありましたが、10周過ぎたあたりから、周りのマシンより速いペースで走れていることがわかり、作戦変更してロングスティントでいこうとなりました」
「ペースは良かったのですが、やはりタイヤは厳しくて、辛いと思う部分も多かったです。それでも、岡島エンジニアや、ドライビングアドバイザーの伊沢さんが毎周、毎周、適格なアドバイスをしてくださり、落ち着いてタイヤマネジメントもでき、3位を獲得できたのだと思います」
「チームの皆さんのお陰、というか、まさにチームが一丸となって手に入れた3位表彰台でした。次のSUGOについても、このオートポリスと同様にSFマシンで走ったことのないサーキットなので、第3戦鈴鹿の時のようにならないように、序盤からしっかり良い流れを作れるよう事前の準備をしていきたいと思います。応援ありがとうございました」
監督:山本雅史のコメント
「三宅君が5番手スタートからみごとに3位表彰台を獲得してくれました。チーム一丸となって取り組んだ結果で、まずは表彰台にのぼれたことを喜びたいと思います」
「三宅自身、朝のFP2とウォームアップから上手くセットアップをもってきて、今日はレースラップが本当に良かったので、作戦も立てやすかったです。チームとドライバー、皆に感謝したいと思います」
エンジニア:岡島慎太郎のコメント
「朝のFP2はあまり調子が良くなく、三宅のドライビングも思う存分できないようなセットになってしまっていたのですが、幸い短い時間でしたけど赤旗の時に良いものがみつかったので、そのデータを分析したものを決勝に向けてアジャストしました。ウォームアップの走り出しでは若干不安もあったのですが、フィーリングは良く、伊沢ドライビングアドバイザーからの助言もあり、ドライビングで乗り切れるような方向で、最後のセット変更はせずに決勝にのぞみました」
「ペース自体はタイヤの内圧が上がるまでは厳しかったのですが、一度内圧が上がってからのペースはとても良く、10周回を終えて最初にピットインしたところよりも速いペースで走れていたので、ピットインは引っ張る戦略でいきました。また、野尻選手とタイム上のバトルがありましたが、表彰台獲得のためにしっかりギャップを築いてからのピットストップにしました」
「終盤、ピットイン後ニュータイヤで行き、燃料も消費していて軽くなっていたこともありますが、ファステストも出せましたし、TEAM GOHとして初の表彰台獲得で、とても良い週末を過ごせました。次のSUGOに向けてもしっかり準備をしてのぞみたいと思います」