TEAM GOH 53号車 2022スーパーフォーミュラ第5戦SUGO 決勝レポート
2022 SUPER FORMULA
Round 5 – SUGO
2022年6月18日(土)/19日(日)
スポーツランドSUGO(3.586km)
佐藤蓮、第5戦SUGO大会は16位でフィニッシュ
2022年前半戦は合計5ポイント獲得、後半戦での表彰台獲得に意欲
・6月18日 予選:11番手(1分05秒535) (10番グリッドからスタート*1)
天候:晴れ、28℃ 路面:ドライ、44℃
・6月19日 決勝:16位
天候:晴れ、30℃ 路面:ドライ、43℃
6月19日(日)、宮城県のスポーツランドSUGOにて2022年全日本スーパーフォーミュラ選手権第5戦決勝が行われ、TEAM GOH の53号車をドライブする佐藤連は10番グリッドからスタートして(*1)16位で53周回のレースをフィニッシュ、今シーズンここまでの累計5ポイントで後半戦へと折り返すことになりました。
*1:予選10番手車がペナルティにより2グリッド降格になり、佐藤が1グリッド繰り上がったため
ドライバー:佐藤蓮のコメント
「SUGO大会では、予選1回目のアタックでセクター1、2と、非常に良いペースで走れたにもかかわらず、第3セクターでミスをしてしまい、悔しい結果となりました。決勝も、終盤プッシュし続けましたが、やり過ぎてスピンを喫し、16位で終わりました」
「ここまでの前半戦を振り返ると、開幕戦富士大会の予選はとても良い走りができたのですが、その後ちょっと低迷していました。それが今回SUGO大会では予選でパフォーマンスが改善できており、1歩前進した実感がありました。またスタートに関しても、ラウンドを重ねるごとに良くなってきているので、次は開幕戦でフロントローをとれた富士ですから、予選でしっかり前にいき、スタートもきっちり決めて、まずは表彰台を狙っていきたいです」
監督:山本雅史のコメント
「前回のオートポリスで4戦が終わった時点で、蓮の車の走らせ方、車の特性含めて、彼のドライバビリティに合うクルマ作りでいこうと方針を明確にしました。結果的に方向性は間違っていなかったのですが、FP1の90分のセッションの中で細かく決めきれなかったことも多くあったと思います。それでもQ1を突破し、Q2ではセクター1、2でアグレッシブな走りで驚くべき速さをみせてくれ、最終的にその次のセクター3でコースオフしましたが、僕らに希望をみせてくれました。そして、この方向が間違っていないと、今回のSUGO大会で立証できたことが良かったことです。結果的にレースそのものはコンサパな方向にいってしまったことは、監督として反省しています。改めて、レースは攻めなければいけないなということを蓮から教えられた気がします。次の富士はきっちり攻め続けるレースをしたいと思います」
「ドライバーの方向性、マシンに対してどこを求めているのか、チームとしてそこをしっかりと理解をした、前半戦でした。そして新たなトライをしているので、それを近いうちに結果として残せるように、後半戦は早々に巻き返しを図りたいと思います。表彰台にのぼり、また、ルーキードライバーではありますが、優勝も狙っていきたいと考えています」
エンジニア:ライアン・ディングルのコメント
「今回はこれまでと違うコンセプトの車を持ち込み、予選までにいい感じで仕上がり、予選はけっこう戦うことができたと思います。Q2に進んでトップと同程度のタイムでセクター1、2を走ることができたのですが、セクター3でリズムを崩してミスがあり、結果は期待した番手に届きませんでした。今日のレースはドライバーがうまくスタートも決められたと思いますが、最初の10周回の中で2回セーフティカーがあり、その時にステイアウトするかボックス(ピットイン)するか検討し、もう1回セーフティカーが出る可能性が高いと思いボックスを選択したのですが、結果的にドライバーとしては自分のペースで走ることができない辛いレースになってしまいました。終盤ニュータイヤ組はかなりペースが速かったのですが、なんとかポイント獲得圏内でフィニッシュしたい気持ちが強く、ドライバーに頑張るようプッシュし過ぎてしまった結果スピンを喫してしまったと思うので、申し訳なかったです。また、今シーズン2回目の作戦の選択ミスということで、今後に課題を残しました」
「次戦は今シーズン2回目の富士です。最初からポテンシャルの高いクルマを持ち込み、予選でできるだけ前にでることで、良いレースにしたいと考えています」