15時53分に赤旗が解除されると同時に、終了時間が17時15分に変更になり、セッションが15分延長されることがアナウンスされた。その後しばらくは大幅にタイムアップするドライバーは現れず、淡々とテストプログラムをこなしていく展開に。
残り25分を切ったところでヤン・マーデンボロー(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)がヘアピンの出口、アウト側のグラベル上でストップし、ニ度目の赤旗が提示された。
この赤旗はすぐに解除され、各車がふたたびコースインしていく。再開直後に国本が1分35秒849という、6日にロッテラーが記録した1分35秒657に迫るタイムをマーク。中嶋一貴(VANTELIN TEAM TOM’S)も1分35秒993を記録し、国本に続いた。
残り15分を切ったところで各車がいったんピットに向かい、今回の合同テスト最後のアタックシミュレーションに備える。各車が続々とタイムアップしていくなか、セッション終了5分前に、ロッテラーが1分35秒163をマークしトップに浮上。チームメイトの一貴も1分35秒273とタイムを伸ばし、トムス勢がワン・ツーを形成。3番手には1分35秒585を記録したルーキー、ガスリーが続く。
その後も各ドライバーのアタックは続いていたが、中山雄一(KCMG)、がS字で、伊沢拓也(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が東コースのショートカットエリアで、中嶋大祐(TCS NAKAJIMA RACING)が日立オートモティブシステムズシケインで相次いでストップ。三度目の赤旗が提示され、そのままセッションは終了となった。
気温が非常に低かったとはいえ、トップのロッテラーから4番手の国本までが1分35秒台をマークし、激戦のシーズンを予感させる結果となった17年第1回目の合同テスト2日目。2回目の合同テストは3月31日、4月1日の2日間、富士スピードウェイで行われる。

