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投稿日: 2023.10.18 18:33
更新日: 2023.10.18 18:40

K2 R&D LEON RACING 2023スーパーGT第7戦オートポリス レースレポート


スーパーGT | K2 R&D LEON RACING 2023スーパーGT第7戦オートポリス レースレポート

2023 AUTOBACS SUPER GT
Round.7 IN AUTOPOLIS 450km RACE

予選7番手も、決勝では波に乗り切れず。入賞もあと一歩で逃す

公式練習 10/14(土)9:25〜 天候:曇り 路面:ドライ 気温:16度 路面温度:18度
 スーパーGTにK2 R&D LEON RACINGは、蒲生選手と篠原選手にLEON PYRAMID AMGを託して臨む。第7戦の舞台は九州・オートポリスだ。

 前回のSUGO大会では6位に入り、久々の入賞を果たし、チームの士気は上向き。サクセスウエイトが半減される一戦ではあるが、それでも44kg積むため、最終戦に王座奪還の期待をつなぐ意味でも、公式練習では“いつもどおり”入念にセットアップやタイヤ選定が進められていった。

 開始早々の路面は雨で一部が濡れていたため、しばらくピットで待機。コンディションが整ってから、蒲生選手が走行を開始する。後半は篠原選手が主にロングを担当。1分48秒台をコンスタントに記し、最後のクラス専有走行では予選シミュレーションを行い、1分45秒473を記録して走行を終了した。

「クルマのバランスはいいと思います」と蒲生選手。公式練習の順位は6番手だった。

公式予選 10/14(土)Q1/15:00〜 Q2/15:53〜 天候:曇り 路面:ドライ 気温:18度 路面温度:25度
 今回も予選Q1は蒲生選手が担当。低めの温度に対して、しっかりとウォームアップを行い、一発をしっかり決めて1分43秒619をマークして、A組3番手で難なくQ1突破を果たす。

 続いてQ2に臨んだ篠原選手は、蒲生選手からのインフォメーションを受け、アタックするも、第1ヘアピンで膨らんでしまい、1分48秒台に甘んじてしまう。

 これでは前戦のSUGOの二の舞になる、しかし集中力を切らさなかった篠原選手は、タイヤのピークが落ちた状態ながら、1分43秒758で7番手を獲得する。

「アタックラップでミスをしてしまい、タイヤのピークに合わせられず、申し訳ない予選になってしまいました。SUGOに引き続き、反省の多い予選になってしまいました。クルマのセットはいい方向に進んでいるので、明日は頑張るのみです」と語る篠原選手の雪辱なるか、決勝に期待が込められた。

2023スーパーGT第7戦オートポリス LEON PYRAMID AMG(蒲生尚弥/篠原拓朗/黒澤治樹)
2023スーパーGT第7戦オートポリス LEON PYRAMID AMG(蒲生尚弥/篠原拓朗/黒澤治樹)

決勝レース 10/15(日)13:30〜 天候:曇り 路面:ドライ 気温:17度 路面温度:25度
 日曜日のオートポリスは上空に雲が広がり、時折強い日差しが切れ間から注ぐものの、気温、路面温度とも予想以上に下げていた。決勝レース前に行われた20分間のウォームアップでは蒲生選手がコンスタントに1分48秒台を記しており、その意味ではチャンスありと思われた。だが、スタートが近づくにつれ、さらに話は前後するが、決勝がスタートして周回を重ねるごと、特に路面温度は下がっていったため、条件は悪化してしまう。

 スタートを任された蒲生選手は、しっかりポジションをキープしてレースを開始し、前の車にも遅れず周回を重ねるが、抜くまでのペースは欠けていた。今回はオートポリスでは初めての450kmレースとあって、義務づけられた給油を伴うピットストップ2回のうち1回を、少ないながらも早めに行うチームもあったが、それは有効に機能しないとチームは判断し、セオリーどおりの作戦を選択。最初のピットストップは31周目に行い、蒲生選手のままコースに送り戻す。

 だが、その際にピットで作業ミスがあり、タイムをロス。それでも蒲生選手は粘り強く走り続け、ポイント圏内まであとわずかという57周目に、篠原選手に交代する。その時点での順位は15番手。篠原選手はコンスタントな走りで、前を行く車両との差を詰めることはできたものの、抜き切るだけの力はなく、やがて3台が一列で連なるバトルを繰り広げていく。

 それぞれが一進一退の状況のなかで、先行する車両の脱落もあって12位でLEON PYRAMID AMGはフィニッシュ。ポイント獲得とならなかったことで、最終戦にチャンピオン獲得の可能性も喪失してしまった。

 残す最終戦は、11月4〜5日にモビリティリゾートもてぎで開催される。ノーウエイトの戦いであるばかりか、K2 R&D LEON RACINGには相性もいいサーキットでもある。最終戦で確固たる結果を残し、有終の美を飾ることを目指す。

黒澤治樹選手

「ペースも良くなく、ピットもミスをし。せめてポイントを獲って、帰りたかったですね。最終戦のもてぎは、チームに最も向いているサーキットだと思うので、勝って気持ち良くシーズンを終えられるように頑張ります」

蒲生尚弥選手

「第1スティントのペースが悪く、ピットのタイミングなども裏目に出てしまい、かなり厳しかったですね。気温が低かったことがかなり影響していますが、それはみんな同じ条件だと思いますし……。最終戦につながるセッティングなど、そのあたりには手応えがありましたので、今回の収穫をうまく最終戦にぶつけられたらいいな、と思っています」

篠原拓朗選手

「単独だともう少し良かったのですが、前車の後ろに着いたときに難しい部分が多かったです。今回、僕が担当した予選は良くありませんでしたが、決勝はミスなく走ることができました。あと1レース、最終戦しか残されていませんが、完璧なレース、完璧な仕事ができるように、しっかりと準備をして臨みます」

2023スーパーGT第7戦オートポリス LEON PYRAMID AMG(蒲生尚弥/篠原拓朗/黒澤治樹)
2023スーパーGT第7戦オートポリス LEON PYRAMID AMG(蒲生尚弥/篠原拓朗/黒澤治樹)

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