スバルテクニカインターナショナル レポート

 こうした改良点が、はたしてどう機能していくか、が今回のテストでは大きなテーマとなりました。結果的に言うなら、改良点は充分に機能し、ポテンシャルが大きく引き上げられてことが確認できました。タイム的に見ても、1日目の午後のセッションでは6番手(初日としては7番手)に、さらにテスト2日目の午前のセッションでトップから0.18秒差のクラス3番手につけることができました。開幕戦での決勝を見越して、午後のセッションではロングランの走行が主体となりましたが、ベストタイムはトップから0.4秒差のクラス7番手と、安定した速さを発揮することができました。

 今回の公式テストでも井口卓人と山内英輝、2人のレギュラードライバーがステアリングを握り、2日間で多くのマイレージを積み重ねることができました。また、開幕戦に向けてのタイヤテストを中心としたテストメニューも順調に消化することができました。走り終えてピットに戻って来たドライバーは2人とも、SUBARU BRZ GT300 2017モデルのドライブフィールが素晴らしい、と口を揃えていました。

 チームはこの後、次の週末に富士スピードウェイにおいて開催される第2回公式テストに参加します。テクニカルから高速主体へ、サーキットのキャラクターは変わりますが、マシンを仕上げてさらに速くするためのヒントは充分つかめるはずです。そしてその2週間後、チームはここ岡山に戻ってきて2017年シーズンのSUPER GTシリーズ開幕戦を戦うことになります。チームとSUBARU BRZ GT300へのご声援を、よろしくお願いいたします。

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