■目標は全車とも「チャンピオン」
この日の発表会では、ドイツからAudi Sport GmbHのマネージングディレクターを務めるステファン・ヴィンケルマンも来日する力の入れよう。会場内ではGT300に参戦する2台、S耐に参戦する2台が自走でステージへ。アウディならではのエキゾーストノートを響かせた。
「昨年は優勝1回、表彰台を獲得することができました。今シーズンの目標はチャンピオンのみです。メカニック面も強化し、柳田真孝を迎え入れました。チーム一丸となって目標に向かっていきたい」とAudi Team Hitotsuyamaの一ツ山亮次代表。また、TEAM TAISAN SARDの千葉泰常代表は「“先輩チーム”であるAudi Team Hitotsuyamaに負けないように、タイサンの9回目のチャンピオンを目指していきたい」と意気込みを述べている。


一方、S耐のAudi Team DreamDriveを率いる澤田栄宏代表は「我々は新しいチームですが、すべてのドライバー、スタッフはプロフェッショナル。週末いよいよ開幕ですが、ぜひご期待いただけたら」とコメント。また、バースレーシングプロジェクトからの奥村浩一代表も「苦労したオフでした。ライバルは童夢のシビックで、一騎討ちになると思います。アウディ勢で一丸となって優勝争いをしたい」と語った。
アウディジャパンでは、同時に日本で発売されるフラッグシップモデルであるR8スパイダー、そしてTT RSクーペ/TT RSロードスター、さらにTCR車両のベースモデルであるRS3セダンの日本導入を発表している。
「モータースポーツは我々のDNAであり、Audi Sportの柱のひとつだ。カスタマーレーシングは、2016年も世界中で数多くの勝利を積み重ねてきた」とステファン・ヴィンケルマンは語った。
「我々Audi Sportをかき立てるものは情熱だ。2018年までに、さらにAudi Sportの8モデルを投入する。Audi Sportはサーキットと公道での快適性を両立させるものだ」
今季GT300クラスに参戦する2台、そしてS耐の2台のRS3 LMSと、どちらも話題性は抜群。今季もアウディが日本のサーキットで活躍するシーンを見られそうだ。



