2017/04/08
エルシーアイ株式会社
Press−Information REF−LPR 03/’17
スーパーGT2017第1戦 岡山GT300kmレース公式予選
4月8日(土)、2017年のスーパーGTが岡山国際サーキットで開幕しました。今季もCarsTokaiDream28はドライバーに加藤寛規選手、高橋一穂選手を迎え#2シンティアム・アップル・ロータス(LOTUS EVORA MC)でGT300クラスを闘います。
■公式練習
走行9:00からスタートした公式練習走行は、まず加藤選手がコースイン。昨晩降り続いた雨も朝方には止み、走るほどにレコードラインは乾いて行く状況で、EVORAのセットアップを進めて行きました。途中赤旗による走行中断があり、26周目からは高橋選手にドライバー交代。高橋選手も精力的に周回を重ね、公式練習走行を終えました。しかしタイムは、エースである加藤選手をもってしても1分28秒112がやっと。順位としても20番手と、比較的得意なコースである岡山国際サーキットとしては少しばかり残念なものとなりました。
しかし今季精力的に周回を重ねる高橋選手が1分29秒175と、昨年よりも加藤選手とのギャップを大幅に縮めたことは高く評価できました。そして走行終了後、今回の不振の原因が、右ドライブシャフトのベアリング破損が原因であることが判明しました。当然チームは迅速にこれを対処し、期待をもって公式予選へと臨むこととなりました。
■公式予選1回目(Q1)
曇り空ながら雨は降ることなく、今季初となる公式予選が14:45から定刻通りにスタートしました。気温は21℃、路面温度は22℃。抜き所の少ない岡山国際サーキットで可能な限り上位に食い込むべく、Q1アタックは加藤選手が当することになりました。
FIA-GT3マシンに比べタイヤの暖まりに時間を要するマザーシャシー。No2 シンティアム・アップル・ロータスはいつものように確実にタイヤを暖めながらアタックに備えていました。しかし計測4周目に入ったとき、今季から参戦するNo52 マークX MCが、1コーナーでコースオフ。これによって走行は赤旗中断となり、予選は仕切り直しとなりました。
残り10分で争われることになったQ1は、空からは小雨がパラパラと落ちてくる微妙な状況で再スタートが切られました。ここでいち早くトップに立ったのは、今季マシンをリニューアルしたNo51 LEXUS RC F GT3。そしてこれをNo4 メルセデスAMG GT3がすぐさまひっくり返すという、激しい首位争いが繰り広げられました。
一方No2 シンティアム・アップル・ロータスは、加藤選手が5周目に1分28秒464、6周目には1分27秒181と、タイムを徐々に詰めて行きます。そして7周目、ついに1分26秒360を刻んで3番手にジャンプアップ!さらには翌8周目に0.18秒タイムを詰めて、なんと2番手へと浮上したのでした。その後もこのタイムは破られることなく、EVORAはQ1を二番手でフィニッシュ。フリー走行での不安を見事に振り払い、素晴らしいスタートを切りました。