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投稿日: 2024.05.03 18:29
更新日: 2024.05.03 22:16

新型シビック初ポールポジション。開幕戦0周リタイアのAstemoが雪辱【第2戦GT500予選レポート】


スーパーGT | 新型シビック初ポールポジション。開幕戦0周リタイアのAstemoが雪辱【第2戦GT500予選レポート】

 分割されたグループ間で『昇格・降格』の発生するGT300のQ2を経て、15時54分に開始されたGT500のQ2は、Q1と同様に参戦全15台によるアタックが繰り広げられる。

 このQ2担当ドライバーは、直前のセッションを走行したチームメイトがどのようなタイヤの状況を維持しているか、そして一旦は冷えたタイヤに再度の熱入れをし、どのようにグリップの発動を促すのか。また異なる技術が求められる。

 その洗礼を浴びてしまったのは16号車ARTAの佐藤蓮で、最初のアタックへ向かうべく298.343km/hまで伸ばしたターン1で、わずかに横方向のグリップが足りず単独スピンオフ。ここで貴重な1ラップをフイにしてしまう。

 代わって1分27秒969のトップタイムを計時した8号車ARTAの松下信治だったが、直後にはセッション開始3分経過でピットを離れてクラス最終コースインとなっていた、3号車Niterraの三宅淳詞が間髪入れずにタイムを更新。1分27秒205で首位に立つ。

 合算タイムのリアルタイム計時で目まぐるしくグリッド位置が入れ替わるなか、約2分のピット待機を経て入念なタイヤの再発動を進めていた17号車Astemoの塚越広大が1分27秒222の好タイムを記録。コントロールライン通過時点でセッション2番手タイムとし、合算2分53秒931で総合首位に躍り出る。

 直後には23号車MOTUL AUTECHの千代勝正が、開幕予選Q1を思わせるアタックで1分27秒077まで伸ばし、これがQ2のセッショントップタイムということに。しかし合算総合では僚友の3号車Niterraにも届かず、惜しくもセカンドロウ3番手に留まる結果に。

 また失地挽回を期した16号車ARTAの佐藤も、最終アタックでまとめた1分27秒366のタイムが抹消される事態となり、ホンダ陣営による予選上位グリッド独占の夢は潰えることに。

 最終的に松下が1分27秒573まで自己ベストを更新した8号車ARTAが4番手となり、こちらも最終アタックで平峰一貴が1分27秒379まで更新した12号車MARELLI IMPULが、5番手に飛び込む結果となっている。トヨタ陣営の最上位は7番手に入った14号車ENEOSで、ここから12番手の37号車Deloitte TOM’S GR Supraまで6台のGRスープラが並んだ。

 スーパーGT史上初の3時間レースとして実施される第2戦『FUJI GT 3Hours RACE』の決勝は、4日(土)13時30分にスタートが切られる。

塚越広大/金石勝智監督/太田格之進(Astemo CIVIC TYPE R-GT)
2024スーパーGT第2戦富士 GT500クラスポールポジションを獲得した塚越広大/金石勝智監督/太田格之進(Astemo CIVIC TYPE R-GT)
Astemo CIVIC TYPE R-GT
2024スーパーGT第2戦富士 Astemo CIVIC TYPE R-GT(塚越広大/太田格之進)
Niterra MOTUL Z
2024スーパーGT第2戦富士 Niterra MOTUL Z(高星明誠/三宅淳詞)
ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #8
2024スーパーGT第2戦富士 ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #8(野尻智紀/松下信治)


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