JMS P.MU LMcorsa RC F GT3 スーパーGT第1戦岡山 決勝レポート
公式テストでロングランを行ったことはあったが、300kmのレースディスタンスを走るのは今回が初となり、想定よりもペースが上がらないなかで中山は必至に後続を抑え込み、32周目に2番手で坪井にマシンを託した。
ピットインでタイヤを4本交換したことで、ピットアウト後は暫定14番手を走行。
その後、全車が規定のピットインを終えた時点で8番手となった。終盤戦は、GT-R、ポルシェ、BMW M6とのGT3バトルが勃発し、何周にも渡って5台によるテールトゥノーズの戦いが繰り広げられる。
LEXUS RC F GT3は高速コーナーが速く、ライバル勢はストレートスピードにアドバンテージがあった。最終的にはポルシェとのバトルとなって一旦は先行されるが、残り3周で再びパスするとともに、レース中のベストラップとなる1分27秒244という好タイムをマーク。8位でレースを終えることになった。
チームとマシン、ドライバーともに初レースとなったJMS P.MU LMcorsa RC F GT3は、トラブルもなく予選で4位、決勝で8位入賞を獲得。
ポイント獲得と共に無事に300kmのレースを完走し多くのデータが取れたことでチームの士気も上がっており、次戦富士でのさらなる上位進出が期待される。
●レース後コメント
<影山正彦総監督>
チームを立ち上げて初めてのレースだったので、目標は「レースをやり切る」ことでした。
その意味では、予選で4位が取れ、決勝でも安定して走り8位という結果は満足しています。決勝レースはプラン通りに走れ、ピット作業も42秒と上出来です。ドライバーとメカニック達は実力を発揮してくれたと感じています。
レースを走り切ることで、マシンの足りないところやライバル勢に対しての有利不利もはっきりしたので、次戦に向けて適切な戦略を立てていきます。
チームが一丸となってモチベーションも上がっているので、今シーズンの活躍を期待してください。