更新日: 2017.04.13 17:26
PACIFIC with GULF RACING スーパーGT第1戦岡山 レースレポート
PACIFIC with GULF RACING「GULF NAC PORSCHE 911」
新体制の2017年開幕戦で3位表彰台を獲得!
#9 GULF NAC PORSCHE 911 レース結果
2017 AUTOBACS SUPER GT 第1戦 OKAYAMA GT 300km RACE
4月8日(土) 予選 天候/コース:曇り/ドライ
予選Q1ポジション:15位(1’26”965)
4月9日(日) 決勝 天候/コース:曇り/ドライ
決勝ポジション:3位(Best Lap 1’26”898)
SUPER GTシリーズ2017が、4月9~10日に岡山国際サーキットにおいて開幕。PACIFIC with GULF RACING「GULF NAC PORSCHE 911」(ジョノ・レスター/峰尾恭輔)は、GT300参加30台中、予選15位からのスタート。パレードラップからストップしてしまう車両が出る波乱の展開のなか、そこから追い上げ終盤には3位へポジションを上げてチェッカー。表彰台を獲得する上々のスタートを切った。
Gulf Racing JAPANは2014年に発足し、2015年にはGT Asiaシリーズへ参戦。昨年はPACIFIC RACING TEAMとジョイントし、日本で最も人気を集めるSUPER GTシリーズGT300クラスに参戦し、最終戦で8位入賞を果たした。
一方PACIFIC RACING TEAMは、2009年に発足し、2013年から2014年まで投入してきたポルシェでのGulf Racing JAPANとのGT300参戦を2016年から行い、今年が2シーズン目の体制となる。車両は昨年に続きポルシェ911 GT3Rを用い、往年のル・マン24時間でのGULFカラーをまとった。
監督はチーム代表の国江仙嗣に代わって八代公博が就任。ドライバーはニュージーランド人のジョノ・レスター(27)、GT300シリーズチャンピオン経験を持つベテランの峰尾恭輔(42)を起用。またメンテナンスは、Gulf Racing JAPAN と同じ岐阜県にあるNAC(中日本自動車短期大学)内にガレージを置き、同校の教員と選抜された学生がピットクルーとしてチームのサポートを行いながら、プロアマ混成での参戦となる。
岡山国際サーキットは、1990年にオープンした1周3.703kmのサーキットで、F1パシフィックグランプリも開催されたことがある。2本のストレートを13のタイトなコーナーでつないだテクニカルコースで、コース幅が狭い場所があり、オーバーテイクも簡単ではない。ポルシェ911 GT3Rは新たな性能調整(BoP)を受け、最低車重は1,220kgと昨年より軽くなりリストリクター径は40.0mm×2。開幕前の公式テストでは好タイムをマークしており、開幕戦からの活躍に期待がかかった。
岡山には15台のGT500車両、30台のGT300車両、計45台が参加。8日朝に行われた公式練習では、峰尾、レスターがドライブしてセッティングを確認し5番手につけた。気温21℃、路面温度23℃で始まった公式予選Q1ではレスターがコースイン。
しかし前方を走行する車両のハーフスピンに巻き込まれそうになるなど、アタックのタイミングに恵まれずまさかの15位、上位14台が進めるQ2への進出はならず、これでスタート順位が確定となった。Q2進出へのボーダーラインとはわずか0.057秒差だった。