Shinnosuke Ohta

 依然として路面温度が43度前後で推移する16時30分を前に、GT500のQ2がシグナルグリーンを迎えると、開始1分で64号車Moduloの伊沢拓也が先陣を切ってコースへ。ここから各陣営ともQ1以上にタイミングが分かれ、24号車リアライズの松田次生は6分経過までピットで待機し、ウォームアップなしの計測1周に賭ける。

 ここで開始2分台のコースインで先行していた12号車MARELLIの平峰一貴が1分46秒532を計測。それを陣営内で燃料リストリクター1ランクダウンの3号車Niterraの三宅淳詞が1分46秒468で更新し、さらに23号車MOTUL AUTECH Zの千代勝正が意地を見せ1分46秒309として上回っていく。

 そんなニッサン/NMCの最速合戦を横目に、チームメイトの最速タイムに応えようとリミットギリギリのアタックを披露した37号車Deloitteのアレジが、コントロールライン通過時点でセッション2番手となる1分46秒439として、合算3分31秒873として総合首位に。

 チェッカー後、最後の最後で計測4周目へと入っていた14号車ENEOSの福住仁嶺が1分45秒台(836)に飛び込んでQ2最速タイムを記録するも、合算総合3番手で届かず。同じくセッション3番手タイムで総合2番手とした16号車ARTAも抑え、歓喜に沸いた37号車が今季初ポールポジションを獲得し、アレジにとってもうれしいGT500初ポールに。

 以下4番手に8号車ARTA、5番手に38号車KeePer CERUMOと両陣営が入り乱れるも、ここへ割って入りたかったホンダ陣営の17号車Astemoや64号車Moduloは、ともにターン2からS字に掛けて似た状況でバランスを崩し、リヤからスナップする一幕も。

 6番手には前戦勝者の3号車Niterraを先頭に23号車、12号車、そして見事に最終アタックを決め計測2周目でQ2セッション9番手とした24号車と、4台のニッサンZニスモがずらりと並ぶグリッドとなっている。

笹原右京とジュリアーノ・アレジ(Deloitte TOM’S GR Supra)
2024スーパーGT第3戦鈴鹿 GT500クラスポールポジションを喜ぶ笹原右京とジュリアーノ・アレジ(Deloitte TOM’S GR Supra)

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