■スーパーGTピットコンテストでホンダチームが会場を沸かす
ピット作業の速さを競う『J SPORTS杯スーパーGTピットストップコンテスト』。毎年恒例のイベントで、GT500クラスを戦うレクサス、ニッサン、ホンダの各チームがピット作業のタイムアタックを行う。初日はレクサスチームが最速タイムで勝利した。
2日目は、ホンダチームは小林崇志/野尻智紀組が、ニッサンチームは松田次生/ロニー・クインタレッリ組が、レクサスチームは大嶋和也/アンドレア・カルダレッリ組が登場し競技に参加。

ホンダチームには、武藤英紀、中嶋大祐、小暮卓史も助っ人として登場し、タイムアタックが始まると小林/野尻組をサポートするためにメカニックとともに準備を進めた。

しかし、小林から野尻へとドライバー交代する際、武藤が車両から降りようとした小林をなぜかマシンへ押し戻す。結局、ドライバー交代はしないまま、タイヤ交換が完了。そのまま小林がマシンをスタートさせた。

競技を終え、小林は「交代しようとしたらなぜか武藤さんに押し込まれた」とコメント。結局タイムは最下位だったが、会場には笑いが巻き起こった。

この日、最速タイム記録したのはニッサンチーム。ミスのない完璧な作業でロニーから松田に交代してスタートしていった。

しかし、スタートしてふたつめのコーナーで松田がコース上にストップ。「スピンターンをしようとしたら、行き過ぎたので止まってしまった」と松田。これにはロニーもこの表情である。

■珍プレー、好プレー連発? プロドライバーがカートでガチンコ対決
プロドライバーによる本番さながらカートレースが『auto sport杯 メーカー対抗お台場カートグランプリ』として4年ぶりに復活した。
このイベントは、ホンダ、ニッサン、トヨタ、スバルの各ドライバーが3人1組のチームを組み、ガチンコのカートレースを行うもの。
内容も、フリー走行、予選、決勝と実戦さながら。総合結果で優勝したチームには賞金が贈られる。
初日はホンダから伊沢拓也、塚越広大、山本尚貴が、ニッサンから松田次生、ロニー・クインタレッリ、佐々木大樹が、トヨタから中山雄一、坪井翔、蒲生尚弥が、スバルから井口卓人、山内英輝、勝田範彦が参加した。

イベントが始まると、ドライバーたちはフリー走行から迫力の走りを披露。なかでも山内は縁石を最大限活用し、カートが飛び上がるほどの攻めた走りを披露した。
決勝レースは15周の2ヒート制で、ドライバー交代時は積み木を一定の高さまで積み上げないと交代できないというルールで争われた。スバルチームの勝田はラリードライバーということもあり、積み上げる高さを短くするというハンデが設けられた。
ポールポジションはニッサンチームの佐々木が獲得。以下ホンダ、スバル、トヨタという並びでヒート1がスタートした。


