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投稿日: 2024.09.21 22:49
更新日: 2024.09.21 22:55

muta Racing INGING 2024スーパーGT第6戦SUGO 予選レポート


スーパーGT | muta Racing INGING 2024スーパーGT第6戦SUGO 予選レポート

スーパーGT第6戦
SUGO GT 300km RACE

スポーツランドSUGO
公式練習:9月21日
天候:雨
コース状況:ウエット

公式練習:9番手

 2024年スーパーGTシリーズ第6戦は、第5戦鈴鹿が台風10号の影響で12月に延期されたため、7週間のインターバルを挟みスポーツランドSUGOで開催。チームはポイントリーダーの座を守ってSUGO入りした。サクセスウエイトは50kgと最重量の1台であり、ここSUGOは“魔物が棲む”と言われるようにアクシデントが多いコース。何としてでも最後まで走り切り、1ポイントでも多く加算しておきたい重要なシリーズ中盤戦となる。

 21日の予選日は朝から雨模様となり、午後は雨量が増えるという予報が出ていた。このため前日のうちに、公式予選が行われなかった場合に公式練習の結果が決勝のグリッドになる可能性があるという通達がGTアソシエイションから出されていた。

 気温17℃、路面温度20℃、冷たい雨が降る9時15分に公式練習がスタート。各車一斉にコースインし周回を重ねていった。開始6分でクラッシュを喫した車両があり、赤旗が掲出されてセッションは中断となった。さらに再開7分後には雨量が増しふたたび中断。その後もコース脇で停止した車両があったり、雨量が増したりするたびに中断があり、セッションの半分近くは走行不能となった。

muta Racing INGING 2024スーパーGT第6戦SUGO 予選レポート
muta Racing GR86 GT(堤優威/平良響) 2024スーパーGT第6戦SUGO

 スタートから堤がステアリングを握りセッティングやタイヤの感触を確認しながら周回を重ねた。一時はタイミング良く3番手タイムにつけることもあったが、コース上の水量が変化するたびに順位は変動。15周目にベストタイムとなる1分31秒925をマークして、これで9位となった。19周走った堤はピットインして平良に交代。しかし平良は満足な周回を消化できないままセッションは終了した。

 午後は予定どおり公式予選を始めるべく準備が進められていたが、朝よりも雨量は増え、スタートは10分ずつ3回にわたり順延。そして監督ミーティングが行われ予選のキャンセルが決定。前日の主催者からの発表どおり、公式練習のタイムでグリッドが決まることとなった。

 明日の決勝レースは13時30分にスタートの予定。チームは1ポイントでも多く持ち帰るべく最善のレースを戦う。

●堤優威

「今日は予選がなくなるかもしれないということで、ずっと走っていました。公式練習は新しいパターン、新しい構造のタイヤで走ったのですが、今日の路面温度が思ったより低かったので、それにマッチせずに厳しい状況でした。みんなも外していたと思いますが、僕も思ったような結果が出ませんでした。でもクルマのフィーリングは悪くはありませんし、しっかり決勝で追い上げられるように頑張りたいと思います」

●平良響

「セッション中コースインはしましたがアウト/インだけで終わってしまいました。クルマの感覚は全くつかめていない状態でのQ1担当の予定だったのですが、中止になってしまいました。明日の決勝の雨の感じも読めないので、雨量によってタイヤをどうするのか、チームのみなさんと一緒に今日優威さんが走ったデータを元に考えたらいいのかなと思います。雨のレースはほとんど走ったことがありませんし、SUGOではGTの決勝は走っていないので臨機応変に戦いたいと思います」

●加藤寛規監督

「タイヤの持ち込み規制もあったので、ソフトとハード両方持ってはいたのですが、午後の予選のことを考えて本命のタイヤは温存して公式練習は別の1セットで走っていました。ところが一瞬のタイミングの時にタイムが変わり9番手ということで、ちょっと悔しいです。でもロングランでは戦闘力あると思うので、雨のレースになってもしっかり戦えるのではないかと思います。明日はしっかり最後まで戦ってひとつでも前でゴールしたいと思います」


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