更新日: 2024.09.25 12:19
K2 R&D LEON RACING 2024スーパーGT第6戦SUGO レースレポート
2024 AUTOBACS SUPER GT
Round.6 IN SUGO 300km RACE
15番手から怒涛の追い上げで逆転し、2連勝をマーク!ランキング首位に浮上!
公式練習 9/21(土)9:15~ 天候:雨 路面:ウエット 気温:18℃ 路面温度:19℃
8月末に予定されていたRd.5鈴鹿大会が台風接近の影響で延期となり、約1ヶ月半ぶりのレースウィークを迎えた。午前9時15分から行われた公式練習は、朝から降り続いている雨の影響で路面はウエット。気温も18℃と低い温度も重なる難しいコンディションでセッションがスタートした。
LEON PYRAMID AMGの蒲生尚弥選手と篠原拓朗選手はコース状況を確認しながら周回を重ねたほか、万が一悪天候で予選が行われなかった場合はフリー走行のタイムで決勝のグリッドが決まるため、可能な限りタイムを更新していった。最終的に1分32秒614のベストタイムとなり、GT300クラス15番手でセッションを終えた。
「少しタイミングが噛み合わず、一番雨量が少ない時に僕たちはピットにいたので、そこは悔やまれるところです」と蒲生選手。
公式予選 9/21(土)14:45~ 天候:雨 路面:ウエット 気温:16℃ 路面温度:20℃
当初、14時45分から行われる予定だった公式予選だが、午前中よりも雨脚が強くコース各所にも大きな水溜りができている状態。天候の様子、コースのコンディションを見るために開始時刻が10分遅れになることが伝えられた。
その後、セーフティカーがコース状況を確認するために周回したが、状況は好転しておらず、さらに開始時刻を遅らせていったが、天候の回復が見込めないため15時15分過ぎに予選セッションのキャンセルが発表され、決勝のグリッドは公式練習の結果が採用されることとなった。
公式練習で雨量の少ないタイミングでコースインできなかったことが影響し、K2 R&D LEON RACINGは、15番手から追い上げていくこととなる。
黒澤監督は、「練習走行のタイムが決勝グリッドになるということでしたが、雨が少ないタイミングで、たまたま我々はピットで作業をしていました。少し悔いが残るところはあります。決勝は可能な限り追い上げたいですが、そのためにはチームも戦略含めて色々なことを考えてレースに臨まないといけないと思っています。いろいろな要素を踏まえて、頑張ってレースをしていきます」とコメントした。
決勝レース 9/22(日)14:22~ 天候:雨・曇 路面:ウエット 気温:20℃ 路面温度:22℃
前日に続いて、決勝日も朝から続く大雨となり、スタート進行は当初の予定より1時間遅れとなった。それまで横殴りの強い雨が降り続いていたが、13時を迎えるタイミングから雨が弱まっていき、グリッドウォークが行われる頃には太陽も顔を出すほどとなった。
14時22分にセーフティカー先導でレースがスタート。雨はほぼ止んでいる状態だったが、路面は濡れたままということでLEON PYRAMID AMGはウエットタイヤを装着し、蒲生尚弥選手が第1スティントを務めた。
4周目にグリーンフラッグが振られて追い越し可能となったが、5周目に1コーナーでコースオフを喫してタイムロスしてしまう。それでも蒲生選手は着実に追い上げて32周目には3番手に浮上。その後、コースオフ車両が発生したのを見てすぐにピットインを決断し、さらにポジションを上げた。
2番手でバトンを受け取った篠原拓朗選手はトップとバトルを展開。残り11周を迎える最終コーナーでインから並びかけ、1コーナーでオーバーテイクを決め、そのまま今季2勝目のトップチェッカーを受けた。これでK2 R&D LEON RACINGは64ポイントとなりランキングトップに浮上した。
黒澤治樹監督
「まさか勝てるとは思っていませんでした。途中のピットストップのタイミングを迷いましたが、『ここだ!』ということで入り、そのタイミングも良かったですし、ふたりのドライバーの頑張りはもちろん、ブリヂストンタイヤ、メルセデスAMG、すべての要素が噛み合って勝つことができた勝利だと思うので言うことはないです。レース後半に良いタイヤを選んでいたので、序盤の蒲生選手もうまく対応してくれましたし、篠原選手も手強いライバルを相手にしっかりと抜いてきてくれました」
蒲生尚弥選手
「序盤は自分のミスでスピンをしてしまう場面もあり、苦しい展開でしたが、そのなかでも挽回できて良かったです。とにかく最初から最後まで、ノーミスで戦えたのが最大の勝因かなと思います。ランキング首位に浮上しましたが、あまり気にすることなく、いつも通り毎レースを戦っていくだけです」
篠原拓朗選手
「後半は僕の方が速いということは分かっていました。でも、もう少し早い段階で、追い抜くことができれば良かったのですが、横に並んでブレーキング勝負になった時に、僕が通るラインが濡れている箇所が多くて、仕掛けに行くのが難しかったです。最終的に良い形でオーバーテイクできて良かったです」