このもてぎラウンドの直前、伊沢と昨季2023年に64号車Modulo NSX-GTでコンビを組んだ太田格之進(17号車Astemo CIVIC TYPE R-GT)が、デイトナで行われる北米耐久シリーズの公式テストに参加することが伝えられた。伊沢はGT500に上がった早い段階から、格之進の速さを認めていた兄貴分的存在でもある。

「めっちゃ応援してます。『行っちゃえ!』という感じですね(笑)」とアメリカへの憧れを口にする後輩に向けてエールを送った伊沢。自身も海外フォーミュラのGP2(現FIA F2)に参戦した経験を持つ。また、その前年の2013年にはWTCC世界ツーリングカー選手権の日本ラウンドにスポット参戦し、世界のハコ車使いたちを相手にホンダ・シビックWTCCで戦いを挑んだ。

「どういう経緯で彼が選ばれたのか、僕はまったく知らないのですけど(苦笑)、一生懸命、応援したいと思います。すごく楽しみですよ。ここから一気に羽ばたいていく可能性もありますからね」

「僕も、IMSA(ウェザーテック・スポーツカー選手権)というものを調べました。さらに一応、来年に向けて日程が被っていないレースも調べました」と気が早い伊沢。太田格之進はまだ11月中のテスト参加が決まっているだけで、来季に関してはまだ未定だが、かわいい後輩の活躍を心から願っていることが伊沢の言葉からも感じられる。

 自身も海外再挑戦の意向があるのか聞いてみたが、「違う違う違う!」と、重ねて否定。すでに後輩の応援モードに入っているようだ。

PPから10位に終わるも「下を向く必要はない」とModulo伊沢。海外目指す弟的後輩には「行っちゃえ!」
11月のIMSA公式テストでアキュラARX-06をドライブすることが決まった太田格之進(Astemo CIVIC TYPE R-GT) 2024スーパーGT第8戦もてぎ
PPから10位に終わるも「下を向く必要はない」とModulo伊沢。海外目指す弟的後輩には「行っちゃえ!」
2024スーパーGT第8戦もてぎ 伊沢拓也がドライブするModulo CIVIC TYPE R-GT

本日のレースクイーン

林れむはやしれむ
2025年 / スーパーGT
マツキヨココカラアンバサダー
  • auto sport ch by autosport web

    RA272とMP4/5の生音はマニア垂涎。ホンダF1オートサロン特別イベントの舞台裏に完全密着

    RA272とMP4/5の生音はマニア垂涎。ホンダF1オートサロン特別イベントの舞台裏に完全密着

  • auto sport

    auto sport 2025年6月号 No.1608

    [特集]レッドブル 角田裕毅
    5つの進化論

  • asweb shop

    STANLEY TEAM KUNIMITSUグッズに御朱印帳が登場!
    細かい繊細な織りで表現された豪華な仕上げ

    3,000円