鈴鹿サーキットでの2024スーパーGT最終戦。GT500クラスは36号車au TOM’S GR Supraが予選終了時点でシリーズチャンピオンを決めたが、決勝レースでは今季王者を最後まで苦しめたライバルも現れた。その中でも最終ラップまで隙があれば前に出ようという姿勢を崩さない執念を見せたのが、2位となった17号車Astemo CIVIC TYPE R-GTの太田格之進だった。
2番グリッドからスタートした17号車Astemoは前半を塚越広大が担当。10周目にGT300車両と交錯してコースオフしたことでポジションを落とすが、徐々に順位を上げて18周目にピットストップを済ませると3番手に挽回。ここから、後半担当の太田が持ち前のスピードで前を走るライバルとの差を詰めていく。