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投稿日: 2024.12.13 22:22
更新日: 2024.12.13 22:32

K2 R&D LEON RACING 2024スーパーGT最終戦鈴鹿 レースレポート


スーパーGT | K2 R&D LEON RACING 2024スーパーGT最終戦鈴鹿 レースレポート

2024 AUTOBACS SUPER GT
Round.5 IN SUZUKA 300km RACE GRAND FINAL

タイヤ無交換作戦を駆使し、4位入賞を果たし、ランキング2位でシーズンを終える

公式練習 12/7(土)9:15~
天候:晴れ 路面:ドライ 気温:11℃ 路面温度:12℃

 本来なら8月末にシリーズの5戦目として開催される予定だったが、台風10号接近の影響で同週末の開催は見送られ、12月に延期された。このため、公式練習開始時は気温11℃、路面温度12℃と従来のレースと比べてもかなり寒い状況下で走行が始まった。

 K2 R&D LEON RACINGは蒲生尚弥選手が最初に乗り込み、いつもどおりタイヤの確認を行い、中盤以降は篠原拓朗選手が決勝レースを見据えて連続周回の走行をこなし、午後の予選と明日の決勝に向けて淡々と準備を進めた。

 着実に自分たちのやるべきメニューをこなしていき、合計で32周を走破。1分57秒052で7番手につけた。

公式予選 12/7(土)13:50~
天候:晴れ 路面:ドライ 気温:14℃ 路面温度:24℃

シーズン後半から予選ルールが一部改定され、Q1は全車が出走。25分のなかで各車がタイムを記録し、トップ14台の上位グループと15番手以下の下位グループに分けられる。ポールポジションを獲得するためには、このQ1で上位グループに入る必要がある。

 K2 R&D LEON RACINGは蒲生尚弥選手がQ1を担当。全車が出走するということでコース上の混雑をいかに避けるかがポイントのひとつとなったが、早めにタイムアタックを敢行し、1分56秒437で9番手タイムとなった。

 これでQ2のUpper14(上位グループ)に進出すると、今度は篠原拓朗選手がセッション終盤までタイムアタックを繰り返し、少しでも上位のグリッドを獲得するべくベストを尽くした。

 最終ラップで1分56秒400をマークしふたり合計で3分52秒837。明日の決勝レースでは、GT300クラス10番手から追い上げを目指す。

 予選後、蒲生選手は「予選に関しては自分たちのベストは尽くせたと思います。ライバルがかなり速くて驚いていますが、決勝レースはチェッカーを受けるまでどうなるか分からないので、最後まで諦めずに追い上げていきたいです」とコメントをした。

K2 R&D LEON RACING 2024スーパーGT最終戦鈴鹿 レースレポート
2024スーパーGT第5戦鈴鹿 LEON PYRAMID AMG(蒲生尚弥/篠原拓朗/黒澤治樹)

決勝レース 12/8(日)12:40~
天候:晴れ 路面:ドライ 気温:13℃ 路面温度:19℃

 LEON PYRAMID AMGに篠原拓朗選手が最初に乗り込みレースのスタートを迎えた。篠原選手はタイヤに負担をかけない走りを心がけながらも少しずつ順位を上げていき、8番手にポジションアップ。

レース全体の約3分の1を迎えた15周目にピットインし、蒲生尚弥選手に交代。予定どおりタイヤ無交換作戦を採ると、ピットアウト直後は好ペースで周回を重ね、前半にトップを走っていたライバルの背後に一時的に迫るところまで差を縮めることに成功した。

 全車がピットストップを終えたところで4番手につけたLEON PYRAMID AMGは、表彰台圏内を目指してライバルを追いかけていったが、後方から別の戦略を採ったライバルも接近しており、最終盤はひとつのミスも許されない状況だった。その中で蒲生選手は冷静に走りきり、4位入賞を果たした。

 これにより、シリーズランキングは2位。チャンピオンに手は届かなかったが、過去の鈴鹿大会と比べても好結果を残せた前向きな1戦となった。

●黒澤治樹選手(監督)

「できる限りのことを一生懸命やろうというなかで、ブリヂストンさんと相談してタイヤ無交換の作戦でいくジャッジをスタート直前にしました。ドライバー、チーム全員がミスなく戦ってくれた結果なので、やり切ったという気持ちが強いですし、悔いはないです」

「シーズン後半はライバルが速さをみせていたなかで、とにかく我々ができることをミスなくやることに集中しました。できることはやり切ったと思っています」

●蒲生尚弥選手

「最後まで安定して走ることができましたし、順位も大きく上げることができたので、作戦的にはベストだったと思います。本当にみんなノーミスで走り切ったので“やり切った感”はあります」

「シーズン後半戦は雨絡みで荒れた展開も多かったと思いますが、その中で僕たちは何もミスなく走れましたし、最終戦も自分たちができるレースをやり尽くしました。チャンピオンにはなれませんでしたが、本当に良い1年だったと思います」

●篠原拓朗選手

「レース前に時間をかけてミーティングし、色んな要素を考慮した結果、タイヤ無交換作戦でいこうということになりました。

「走行中は攻める場面、守る場面があるなかでタイヤを気遣いながら走っていましたが、問題はありませんでした。最終的に鈴鹿で4位になれたというのは、今までのなかでも良い結果だと思っています」

「今年は2連勝できたことが嬉しかったですし、本当にいろいろなことがあり、あっという間な1年でした」

Official Website:https://www.leon-racing.com/
Facebook:https://www.facebook.com/K2rdleonracing65-2402234869795814/


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