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投稿日: 2017.05.08 13:38

D’station Racing スーパーGT第2戦富士 レースレポート


スーパーGT | D’station Racing スーパーGT第2戦富士 レースレポート

 藤井は前を行く#11 メルセデスを追うが、その差は10秒近くある。最後までその差を詰めようと高いペースを保ったが、最後はタイヤの限界を少しずつ感じ取ったため、労る方向へ切り替え3位でチェッカーを受けた。実際、ピットに戻ったD’station Porscheのタイヤは、あと数周でなんらかのトラブルが出そうなほどだった。それほど藤井は攻め続けたのだ。

 レースに“タラレバ”は禁物だが、D’station Porscheは間違いなく勝てるポテンシャルをもっていた。その点では悔しさが残るが、ドラマチックなレースで得た3位表彰台は、D’station Racingにとっては嬉しい初表彰台。藤井とミューラーは表彰台で、すがすがしい笑顔をみせた。そして、D’station Porscheが一線級の速さがあること確認ができた。次戦オートポリスからは、ミューラーがドイツでレースに出場することもあり、開幕前からミューラーの代役としてオファーをしていた2015年王者のアンドレ・クートを藤井のパートナーに迎え、さらなる高みを目指す。

Tomonobu Fujii

Driver
今回は練習走行から速さがあり自信をもっていました。結果的に予選でのタイム抹消や決勝での接触やスピンなど、浮き沈みのある週末になりましたがパフォーマンスに高い手応えがあり、長丁場のレースでチーム力を発揮できたと思います。もちろん優勝に届かなかった悔しさは残りますが、D’station Racingのチーム結成2戦目で表彰台を得られたことは率直に嬉しいです。レースを通じてマシンもタイヤの仕上がりも素晴らしかったです。次戦のオートポリスも良いレースができると思いますので期待してください。

Sven Müller

Driver
富士は初めてだし、予選までにあまり走る機会がなかったんだ。だからどこまで攻めていいのか分からなかったのが予選でのペナルティに繋がってしまったね。ここまで厳しいとは思っていなかったよ。レースではなるべく速く走りながら、タイヤを労る妥協点を探していた。富士はポルシェ向きのコースだけど、初めての日本でのシーズンで表彰台を獲れて嬉しいよ。残念ながらドイツのADAC GTマスターズに出場しなければならないので、次は鈴鹿での参戦だけど、ポルシェは長距離レースで強いので楽しみだよ。

Satoshi Hoshino

Team Principal
応援くださった皆さんありがとうございました! 予選、決勝といろいろなことがありましたが、14番手スタートからの3位表彰台獲得なので、素晴らしい結果だと思います。レースでも浮き沈みもあり、ポルシェ カレラカップ ジャパン(PCCJ)でもいろいろなことがあった週末でしたが、自分もPCCJでしっかり完走を果たすこともできましたし、最高に近い週末だったのではないでしょうか。このチームは本当にすごいポテンシャルをもっていると思います。目標である優勝に向けて、自信をつけることができました。

Toshiaki Takeda

Team Director
自分たちが準備してきたセッティングが走り出しはマッチしておらず、コンディションが整うまでは苦労しそうでした。結果的には公式練習でトップ、予選で3番手タイムはマークしましたが、浮き沈みが激しい週末になりました。今のポルシェはコースを選ばずレースで強さを発揮し、アベレージも高いので、岡山でもこの富士でもレースでは自信をもっていました。次戦もこれまで2戦のデータとヨコハマタイヤさんのデータを活かしていけば、自ずといい結果が出るのではないでしょうか。

Porsche Carrera Cup Japan

ポルシェ カレラカップ ジャパンでは、星野敏、星野辰也が2台のD’station Porscheで参戦。第3戦は荒れた展開だったが、第4戦で星野敏が4位に入賞した。

D'station Porsche
D’station Porsche


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