厳しい戦いのなかで見えた手応えと課題
チーム総監督の辰己英治は苦戦を強いられたレースを次のように振り返りました。
「厳しいレースでした。スピードもそうですが、給油時間の長さにも問題がありますね。どうしても2リッターエンジンでパワーを出そうとすると燃費に厳しくなってしまいますから。ポジティブだったのはクルマの安定感や操縦性にはまったく問題なかったことです。タイヤも十分もってくれましたし、2本交換作戦もうまくいきました。これらを踏まえ、次戦のオートポリスやSUGOに向けてさらに速さを求めていきます」
スタートとフィニッシュを担当した山内は、「決められたルールのなかで最善を尽くすしかありませんから、できること、やらなきゃいけないことを頑張るしかありません。安定はしていましたし、コーナーでは追い付けますが、その先にいく速さが必要なのだと思います。オートポリスは先日テストもしましたが、求められるレベルはもっと高い部分にあると思うので、今回ダメだった部分をしっかり見直して取り組みます」と、決意に満ちた表情でコメントしています。
井口は、「今回の結果は悔しいですが、それを真摯に受け止めて改良を続けていかなければなりません。この後は得意なサーキットが続くので、なんとか気持ちよくチェッカーを受けたいですね。次戦のオートポリスは僕の地元ですし、震災の影響で昨年は開催できなかったということもあるので、九州の皆さんの前で気持ちよく走っている姿を見せたいですね。いい成績で終われるように、しっかりと準備をしたいと思います」と、2015年以来の地元レースに向けて意気込み十分です。
次戦のSUPER GT第3戦は、大分県日田市のオートポリスで5月20日(土)と21日(日)に開催されます。開幕戦、第2戦の不振を吹き飛ばすSUBARU BRZ GT300の熱い走りにご声援をお送りください。

