PACIFIC with GULF RACING スーパーGT第2戦富士 レースレポート
●峰尾恭輔 ドライバー
予選までの流れは良かったし、1stスティントまでは良かった。しかしピットアウトのたびに遅い車にひっかかり、コース上でのオーバーテイクが難しかった。とはいえ1ポイントは獲得できたし車は速い。充分に戦える状態であることには違いない。次戦までに改善点を詰めていければOKです。
●ジョノ・レスター ドライバー
今日は流れを変えることができなくて申し訳ないです。レースではタイヤのチョイスを間違え、10位まで下がってしまいました。悩ましいレースでした。しかしチームのみんなには頑張ってくれてありがとうと言いたい。次戦オートポリスではもっとたくさんのポイントがとれるところに返り咲くつもりです。
●中居邦弘 チーフエンジニア
今回は無線の調子が悪く戦略上の支障があった。無線交信ができなかったため、タイヤ状態に余裕のなくなったところでのピットインになってしまい、ベストなタイミングを見計らうなどの戦術が立てられず、結局ピットアウト後は毎回トラフィックにつかまった。しかし車両の問題ではない。
●八代公博 監督
無線のトラブルにより交信が途絶えて、タイヤの状態や燃料カウンターなどの必要なドライバー情報が全く分からなかった。そのため適切なタイミングでのPIT−INを指示するなどレースの組み立てができなかった。しかし問題点は分かっているので、次戦までにしっかり対策する。
●まとめ
予選でのQ1:3位、Q2:2位という結果から、Porshe911GT−3Rの戦闘力の高さ、ヨコハマタイヤの高いパフォーマンス、峰尾恭輔、ジョノ・レスター両ドライバーのバランスの良い速さは間違いないものであり、勝利に求められる基本的かつもっとも重要な構成要素はすでに揃っているといえる。
次戦に向けては、チームの組織力を強化するなど一歩進んだレベルの課題に取り組んで対策し、更なる勝利を目指したい。