3月15日、2025年のスーパーGTの幕開けとも言える岡山公式テストの1日目午後の走行が岡山県の岡山国際サーキットで行われ、14時からのセッション2は序盤ウエット、その後も路面温度が上がらない難しいコンディションのなか、GT500クラスはKeePer CERUMO GR Supraが、GT300クラスはLEON PYRAMID AMGがトップタイムを記録した。
この日は朝から曇り空で、午前のセッション1途中からみぞれが舞いはじめた岡山国際サーキット。セッション1終了後のピットビューイングの頃には雨が降り、14時から行われたセッション2はウエットコンディションでスタートした。
そんなセッション2だが、開始早々にアクシデントが起きた。走行開始から5分ほどというタイミングで、平良響がドライブしていたHYPER WATER INGING GR86 GTが1コーナー立ち上がりで突如姿勢を乱しタイヤバリアにクラッシュ。幸い平良に大きな怪我はなかったが、HYPER WATER INGING GR86 GTは前後に大きなダメージを負い、公式テストの走行継続は叶わずサーキットを後にした。
その後は雨は止んだものの、路面温度が低くスッキリとコンディションが回復するには至らなかった。そんななかでも各チームはタイヤテストをこなしたり、GT300チームではルーキーテストをこなしたりといったメニューを進めていった。
午前は赤旗が多発した公式テストだが、午後はコースアウト等はあったものの中断はなく推移。16時20分からはGT300クラス、GT500クラスと10分間ずつの専有走行が行われた。気温が低い状況ではあったものの、ここでGT300クラスはLEON PYRAMID AMGを駆る蒲生尚弥が1分27秒349にタイムを上げ、トップで終えた。
2番手にはこのセッション2を平木玲次がひとりでドライブしたHELM MOTORSPORTS GT-Rが続いた。また3番手には3人のドライバーがセッション2で全員ドライブしたPACIFIC アイドルマスター NAC AMGがつけている。なおGT300のセッション2終了時にはGAINER TANAX Zがストップ。このセッションで2回目の赤旗が提示された。
続くGT500クラスの専有走行でも低温のなか各車がアタックを展開。ここで大湯都史樹が1分17秒456を記録したKeePer CERUMO GR Supraが初日の最速となった。2番手には佐藤蓮が1分17秒603を記録したARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #16が続き、3番手には笹原右京が1分17秒632を記録したDeloitte TOM’S GR Supraが続いた。
この日は終始気温が低い状況が続いており、3月16日の走行2日目も雨の予報が出ている。各チームとも第1戦岡山のタイヤ選択には悩まされることになりそうだ。









