3月29〜30日、静岡県の富士スピードウェイで開催されるスーパーGT公式テストに向け、3月28日にはサーキットで搬入作業がスタートしている。3月15〜16日の岡山公式テストには参加することができなかった埼玉Green BraveのGreen Brave GR Supra GTだが、車両外観に大きな変化が加えられた。
2025年も吉田広樹/野中誠太のコンビで挑む埼玉Green Braveは、2023年以来のチャンピオンを目指し今季もGreen Brave GR Supra GTを走らせる。残念ながら岡山公式テストでは部品が間に合わなかったことから不参加となったが、3月29〜30日に行われる富士公式テストに向けサーキットに姿をみせた。
そんなGreen Brave GR Supra GTだが、美しいグリーンとイエロー、ブラックの色合いの新カラーリングに加え、大きく改良された外観が目を引く。フロントはグリル周辺の開口部が変更されたほか、フロントフェンダーの形状も変化。またボンネット上のエア抜きも非常に細かいフィンが加えられた。またサイドも新たにフィンが追加されるなど、外観上でも大きな変化があった。
「今シーズンは(GTA-GT300規定車両の)タイヤ小径化の規定変更があったので、それに合わせてフロントまわりの変更を行うことになりました。それをきっかけとして、リヤまで全体的に変更しています」というのは埼玉Green Braveの青柳浩監督。
今回の富士公式テストが形状変更後の初テストとなるが、岡山欠場の理由となった部品遅れも、この改良に関わるものだったという。部品の遅れ、さらにスーパー耐久第1戦もてぎもある中で、「ここ1週間くらいは突貫でやってきました」と富士公式テストにはしっかり間に合い、走行に臨むことになった。
見た目にも大きな変化となっており、カラーリングとも相まって「カッコいいですよね。楽しみです」と青柳監督も期待を寄せるGreen Brave GR Supra GT。その走りに注目したいところだ。