VELOREX プレスリリース

2025 SUPER GT Rond1,OKAYAMA GT 300KM RACE

■4月12日(公式練習/予選)

 天候に恵まれた岡山国際サーキット。公式練習が始まる時点では気温15℃、路面温度は23℃というコンディションとなり、昨年と比較すると気温、路面温度ともにやや低くはなっていますが、陽射しさえ当たれば暖かな、過ごしやすい状況です。今シーズンの開幕戦に向けて岡山国際サーキット、富士スピードウェイでの合計4日間にわたる公式テストでフェラーリ296 GT3をさらに煮詰めてきたVELOREXは、ウエット路面でのテストではつねにトップタイムをマークしてきただけに、ドライ路面となった今回の公式練習、予選に向けて気合いが入ります。

 午前中の公式練習ではふたりのドライバーは異口同音にやや強いアンダーステアを訴えましたが、タイム的には走行開始早々から1分25秒259と、好タイムをマークしており、路面温度の変化や午後の予選に向けてさらにセットアップを煮詰めます。午前中の公式練習は最終的に大きなトラブルもなく、トータル44周をこなしてクラス2番手で終えることとなりました。

 エントラント代表の古場博之は、「テスト時とはコンディションも大きく違いますが、マシンのバランスには大きな問題はないと思います。セッション中盤からは路面ができてきたこともあって、アンダーステア傾向が強まった可能性がありますが、午後の予選に向けて細かなセットアップ変更で対処したいと思います」と語りました。
 
 14時、予選開始時は気温23℃、路面温度31℃、湿度38%というコンディションとなりました。今シーズンは予選方式が一昨年の方式に戻り、A、Bふたつのグループに分かれた予選Q1でそれぞれ上位9台が予選Q2に進出。18台で争われる予選Q2でのタイムでグリッドが決まるというシステムです。

 VELOREXはAグループに振り分けられ、予選Q1アタッカーはエースドライバーの片山義章選手が務めます。スタッフ全員に「今日は1位で通過するよ!」と宣言してコクピットに乗り込んだ片山義章選手は、ゆっくりとコースインすると、慎重にタイヤを温め、4周目のアタックで1分25秒619をマークし、一気にトップを奪取。有言実行で予選Q1を14台中最速タイムで通過してみせました。

 14時53分、6号車UNI-ROBO BLUEGRASS FERRARIは、ロベルト・メリ・ムンタン選手がステアリングを握り、予選Q2がスタートしました。ピットからは無線で前車や後続車とのギャップを細かく伝え、ロベルト・メリ・ムンタン選手はタイヤを温めながらタイムアタックの間合いを調整します。ロベルト・メリ・ムンタン選手は渾身のアタックで4周目に1分24秒764をマークしましたが、トップタイムには0秒344届かず結果は5番手。明日の決勝レースはクラス3列目グリッドからのスタートとなりました。

●片山義章選手のコメント

「シーズンオフのテストからずっとマシンは好調で、素晴らしいマシンを作りあげてくれたチームに本当に感謝しています。今日はQ1をトップで通過するってチームにも宣言していましたし、思いっきり走れてトップを獲れたのは良かったと思います。応援してくださった岡山のファンの皆さんやスタッフの皆さんに恩返しができました」

「この岡山国際サーキットは得意なサーキットですし、F3でもポルシェでも勝っていますから、本当に明日の決勝は勝ちたいです。ロベルト・メリ・ムンタン選手と力を合わせて頑張りたいと思います」

●ロベルト・メリ・ムンタン選手のコメント

「朝の公式練習では走り出しのバランスは良かったのですが、次第にアンダーステアが強くなり、ロングランではちょっと厳しい状況でした。でも一発のアタックは問題ないので、予選には自信がありました」

「Q1で片山義章選手がマシンのポテンシャルを証明してくれたので、予選Q2は更にタイムアップを果たしたのですが、ライバルたちに比べて伸びしろが足らず、5番手に終わり残念です。でもマシンのバランスは悪くないので、決勝では最後まで粘り強く戦い、優勝を狙います」

●小倉啓悟チーム監督のコメント

「今日はある程度予定どおりの結果でした。ドライバーもエンジニアもメカニックたちもスタッフも、すべて順調にミスなくそれぞれの仕事をこなしてくれましたし、正直、5番手という結果以上に内容は良かったと思います。Q1はトップでしたし、Q2は周囲が予想以上にタイムアップした結果ですが、マシンのパフォーマンスはありました」

「決勝は天候という不確定な要素はありますが、表彰台は狙える位置ですし、優勝も見えるポジションだと思っています。頑張ります」

●古場博之エントラント代表のコメント

「公式練習から予選までにタイヤに合わせこんだセットアップの微調整はしましたが、全体的なバランスには問題がなかったので、予選Q1では片山義章選手が2番手に大きな差をつけて首位で通過してくれたことに満足しています。予選Q2では、ライバルたちのタイムアップが予想以上に大きかった面もありますが、ロベルト・メリ・ムンタン選手もマシンのパフォーマンスを全力で引き出してくれたので、明日の決勝に向けて、いろいろ戦略を練り込んでいるところです」

「我々が去年からずっと試してきたことや、いろいろ想定して準備してきたことがチームの総合力として明日の決勝結果に影響すると思います。天候の要素が大きいとは思いますが、朝から空を見上げてスタート寸前まで悩まされる、難しい決断を迫られるレースになると思います」

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