K2 R&D LEON RACING プレスリリース

雨絡みの荒れたコンディションで力強い走りをみせ、4番グリッドから追い上げ、優勝!

公式練習 4/12(土) 9:30~ 天候:晴れ 路面:ドライ 気温:18℃ 路面温度:23℃

 同地で3月に開催された公式テストでは、悪天候に見舞われてドライコンディションでのテストがほとんどできなかったが、予選日の朝は、青空が広がり、多くのファンが来場し賑わいとなった。

 公式予選に向けた貴重な走行セッションを有意義に使うべく、K2 R&D LEON RACINGは積極的に周回を重ねていった。なかでも今季チームに復帰した菅波冬悟選手が岡山でのドライコンディションで十分に走り込みができていないこともあり、朝の走り始めを担当するなど合計27周を走行。蒲生選手も20周を走破し、1分26秒131のベストタイムでクラス11番手となった。

「僕たちは順調にメニューを消化しましたが、周りが思った以上に速くてビックリしています。でも、僕たちができることを精一杯やるだけです」と蒲生選手。一方、菅波選手は「周回を重ね、ポジティブな印象です。」と自信を深めている様子だった。

公式予選 4/12(土) 14:00~ 天候:晴れ 路面:ドライ 気温:23℃ 路面温度:21℃

 午後の公式予選は今年ルールが再変更された。昨年は合算タイム形式で行われたが、今年は2023年までのノックアウト方式に戻され、Q1からQ2の各グループ通過ラインがトップ9台に変更された。

 Q1Bグループに登場したLEON PYRAMID AMGは菅波冬悟選手がタイムアタックを担当。セッション前半からライバルチームが1分25秒台の好タイムを記録するなか、菅波選手は冷静に自分のタイミングを見計らってペースアップ。セッション終盤に1分25秒237を記録し、Bグループトップ通過を果たした。

 続くQ2は蒲生尚弥選手が担当。ミスのないアタックで1分24秒712を記録。次の周も更新を狙ったがわずかに及ばず、最終的にクラス4番手で予選を終えた。黒澤監督は「決勝がどんなコンディションになっても大丈夫だと思うので、それを考えれば良い位置につけられたかなと思います」と振り返った。

LEON PYRAMID AMG
LEON PYRAMID AMG(蒲生尚弥/菅波冬悟)/2025スーパーGT第1戦岡山

決勝レース 4/13(日) 13:10~ 天候:雨曇 路面:ウエット 気温:13℃ 路面温度:15℃

 決勝日は前日までとは異なり朝から雨模様となり、レース前の20分ウォームアップでは雨脚が比較的強い中での走行となった。13時10分の決勝スタート時を迎えても雨が止むことはなく、安全を考慮してセーフティカー先導でスタートし、5周目にグリーンフラッグが振られた。

 しかし、その直後にGT500クラスで多重クラッシュが発生して赤旗中断。約30分の中断を経てレースが再開されたが、その後もコースオフ車両の発生でセーフティカーが導入されるなど波乱の展開となった。4番手スタートのK2 R&D LEON RACINGは菅波冬悟選手がスタートを務め、4番手をキープ。

 一時は5番手に下がるも25周を過ぎて路面の水の量が減り始めると、前のマシンを追いかける展開に転じて、28周目には2番手に浮上した。さらに前を走るライバルに対してドライブスルーペナルティを課せられたことで、31周目にトップに浮上。

 菅波選手はその後も順調に周回を重ねて43周目にピットイン。蒲生尚弥選手に交代し、路面の状況をみてタイヤは交換せずにピットアウトした。50周目の段階で後続に対して1分以上のリードを築いていたが、レース後半になって雨が止んだことで、路面が乾き始め、LEON PYRAMID AMGも55周目に2度目のピットストップを行い、スリックタイヤに履き替えた。

 これでリードがなくなり1台の先行を許したが、レース終盤のセーフティカー導入で間隔がリセットされ、再開後のアトウッドカーブでトップ奪還に成功。その時にライバルと接触したことでレース結果に5秒加算のペナルティが出たが、蒲生選手はそれ以上のリードを築いて、2025年シーズン開幕戦を制した。

LEON PYRAMID AMG
トップチェッカーを受けるLEON PYRAMID AMG(蒲生尚弥/菅波冬悟)/2025スーパーGT第1戦岡山

黒澤治樹監督

「ウエットからドライに履き替えるというレースになりましたが、菅波選手と蒲生選手の経験と速さが光った良いレースになったと思います。スタッフもミスなく2回のピットストップをこなしてくれました。まだ8戦中の1戦目が終わっただけなので、引き続き気を引き締めていきたいです。次戦はウエイトを積みますが、そのなかでも最良の結果を残していかないといけません。とにかく1戦も落とせないので、それを意識しながら富士もやっていきたいです」

蒲生尚弥選手

「天候がとても荒れ、難しいレースでしたが、チームが素晴らしい仕事をしてくれました。前半担当の菅波選手もタイヤをセーブしながら長く走ってくれ、後半スティントに向けては非常に良かったです。今まで準備してきたものが全てうまくまとまった週末でした。次戦以降も自分たちの力を毎回出し切ってレースをしていくしかないと思いますので、チームと菅波選手と力を合わせて戦っていきたいと思います」

菅波冬悟選手

「チーム復帰初レースで優勝ができ、とれも嬉しいです。今日はコンディションが難しかったですが、ブリヂストンさんのタイヤのパフォーマンスがすごく高く、チームもクルマをまとめてくれたので走っていて楽しかったです。序盤は少し苦しかったですが、そこからペースを落とすことなく、自分のスティントをしっかり走り切れました」

LEON PYRAMID AMG
LEON PYRAMID AMG(蒲生尚弥/菅波冬悟)/2025スーパーGT第1戦岡山

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