更新日: 2017.05.21 20:57
スーパーGT第3戦500決勝:レクサスau TOM’Sが大逆転優勝。入賞圏は全域バトルで緊迫の65周に
ホームストレートに隊列を整わせ、SC先導による周回が行われるも、クラッシュ現場にかなりのオイルが撒かれてしまったようで、処理に時間がかかってしまい、13周目まで8周に渡る長いSCランになってしまう。
14周目にレースが再開。再スタートのローリングスタートでは順位は変わらず。
15周目の2コーナーでWAKO’S 4CR LC500とau TOM’S LC500がサイド・バイ・サイドで接触。一瞬、WAKO’Sのアンドレア・カルダレッリが横を向きかけるがすぐに修正。しかし、6番手のポジションをauのジェームス・ロシターに奪われてしまう。ペースの速いロシターはそのまま1コーナーで5番手のKeePer TOM’S LC500もオーバーテイク。
WAKO’SのカルダレッリもKeePerの背後に続いていく。KeePerはランキングトップでウエイトハンデが重く、ペースが上げられない。5番手に上がったauロシターはそのまま4番手MOTUL MUGEN NSX−GTの武藤英紀の背後に。そして19周目のストレートでMOTUL NSXのスリップに入り、ロシターは一度インに入る牽制を入れて、そのままインを付いて1コーナーでオーバーテイク。4番手に上がる。
その後方では6番手のKeePerの後ろで各車バトル。WAKO’SとZENT CERUMO LC500の3台によるレクサス内バトルが激しくなる。
トップはRAYBRIGが約3秒、2番手のS Roadを離し、S Roadはペースが上がらない。その隙を3番手のDENSO KOBELCO SARD LC500ヘイキ・コバライネンが逃さず、21周目の1コーナーでS Roadのインを差して2番手に。S Roadの本山はその後のauにも第2ヘアピンでオーバーテイクを許してしまい、4番手に後退してしまう。全体的にレクサス陣営の勢いがいい。
その21周目には3台で争っていた6〜8番手争いで、ZENTの立川祐路がGT300の絡みで2台のLC500をオーバーテイクして、一気に6番手に。
トップのRAYBRIG NSX−GTは20周を過ぎてペースが落ちて行き、24周目には2番手DENSOと0.5秒差のテール・トゥ・ノーズに。さらに3番手のauも2台に追いつき、トップの3台がワンパックで周回する接近戦となる。