25周目にはGT300を上手く使ってRAYBRIGが2番手を2秒離すも、すぐに後方の2台が追いつき、再び3台が1秒~1.5秒差内で争う緊迫の展開に。
中団争いでは第1ヘアピンで6番手ZENT立川がGT300と接触してしまい、8番手に後退。29周目には6番手に上がったKeePerがピットイン。ドライバー交代してコースに復帰するも、運転席側の左ドアが1コーナーで開いてしまう。ドライバーが自ら閉めたか、ドアは閉まり大事には至らなかった。
そこからレクサス陣営のピットインが続き、33周目にトップのRAYBRIGと3番手のDENSOが同時ピットイン。作業時間はモニター上でRAYBRIGが41秒、DENSOが34秒とDENSOが7秒早く、ピットロードで逆転。RAYBRIGのトップが奪われてしまう。
ピットインタイミングを伸ばしたauが暫定トップに立ち、auは36周目にピットイン。ロシターからステアリングを引き継いだau中嶋一貴はDENSOの前でコースに復帰するも、アウトラップでDENSO平手晃平とバトル。追う平手は第2ヘアピン立ち上がりでリヤを滑らせながらau一貴を追うも、抜けず、2台はテール・トゥ・ノーズのまま周回。
ピットインを終えて、3番手に下がったRAYBRIGはその後、トップの2台が1分39秒台で周回する中、1分41秒台とペースが厳しい。40周目には4番手のS Road千代勝正に追いつかれ、バトル状態に。さらに5番手KEIHIN小暮卓史、6番手WAKO’S大嶋和也も数珠つながりに続き、4台のマシンによる表彰台を懸けた戦いがヒートアップする。
44周目にはそこにMOTUL AUTECH GT-R松田次生も加わり、5台ワンパックによる表彰台争いに。44周目にはまずはKEIHIN小暮がS Road千代をパス。その後、WAKO’S大嶋がS Road千代をかわして5番手に。そこに8番手KeePer平手も加わり、6台による接近戦に。
6台による表彰台争いが続くなか、ピットガレージでは走行を終えたauのロシターとDENSOコバライネンが握手でお互いの健闘を称えるシーンも。しかし、その直後、50周目の14コーナーでau一貴のインにDENSO平手が入り、第3セクターのブリッヂに向かう上りコーナーに2台が並んで入り、接触。DENSOがスピンし、コースアウトしてしまう。auも右フロントバンパーのカナード付近のエアロを破損してしまうも、トップをキープ。
その後方ではまずは5番手WAKO’S大嶋が第2ヘアピンで4番手KEIHIN小暮のインに飛び込み、2台が接触しながら立ち上がり、KEIHIN が4番手を守る。その後、53周目にDENSOが去って2番手となったRAYBRIGとKEIHINが1コーナーでサイド・バイ・サイドになり、2台は併走したまま4〜5コーナーまで進み、最終的にKEIHINが前に。場内を沸かせる。