ARTA BMW M6 GT3
高木真一
「オートポリスは(タイミング悪く)セーフティカーが出てしまうと、あっという間に周回遅れになる可能性もあります。そういったことを避けたかったのと、ショーン(・ウォーキンショー)もオートポリスの走行経験が少ない割にタイムが良かったので、安全策として早めにピットインする作戦を採りました。安全策でも、この順位は良かったかな」
「BMW M6 GT3はコーナリングマシンと言われますけど、少し速度域の低いコーナーが得意なんです。だから、鈴鹿やここ(オートポリス)の100Rなどは少し苦手。そういった意味では、SUGOとの相性は微妙かもしれませんね」
「ただ、(SUGOを見据えた)タイヤをブリヂストンさんに作ってもらっているので、テストなどで試していきたいなと思います。SUGOとは、そこまで(相性が)悪いとは思っていませんよ。去年は欲を出してスピンしましたけど、駄目な(勝てない)サーキットではないです」

ショーン・ウォーキンショー
「今日のレースは素晴らしい結果だった。ピットストップ後、トップでコースに復帰できたからね」
「僕の仕事はタイヤを労りながら、コンスタントに走りきることだった。ただ、残念ながら14~15コーナーではトヨタ(VivaC 86 MC)に交わされてしまった。あの場所では彼らにアドバンテージがあり、毎ラップ差を詰められていたんだ」
「スバル(SUBARU BRZ R&D SPORT)に交わされたのはアンラッキーだったとしか言いようがない。バックマーカーの処理に失敗してしまったんだ。僕たちのペースはよく、このサーキットならディフェンスもしやすかったんだけどね」
「とにかく、チームは素晴らしい戦略を立ててくれた。タイヤも最後まで機能していたよ」