BMW Team Studie スーパーGT第3戦オートポリス 決勝レポート
BMW Team Studie
【決勝】Round 3 : KYUSHU
2017-05-21
2017 AUTOBACS SUPER GT Round 3 SUPER GT IN KYUSHU 300KM
Rd.3は決勝日も前日同様に晴れのコンデション。前日に負ったダメージも、予選時の応急処置から完全修復が完了し、Team Studieは万全の体制で決勝へ挑んだ。
決勝
決勝は14時にパトカー先頭のパレードラップ、続くフォーメーションラップからスタート。Studie BMW M6は、荒選手のドライブでクリーンなスタートを決めた。コントロールライン通過直後、荒選手は1つ前のマシンを3コーナーでオーバーテイク。3周目にも更に1台をパスし、レース序盤でそのポジションを7番手に上げた。
その直後、300クラス後方のマシンが500クラスのNSXとクラッシュ。セーフティーカーが導入された。レースはその後SC先導で隊列を整え、12周目まで周回数を消化。13周目にレースが再開されると、荒選手は7番手ポジションをキープしたまま、レースの前半を走行した。迎えた22周目、Studie BMW M6は、前方を走るマシンのPIT INで6番手に浮上。28周目には5番手までポジションを上げた。チームは30周目にPIT INをコール。荒選手は31周目にルーティンのPIT作業へ向かった。
Studie BMW M6は実質5番手、見かけ上9番手のポジションでレースに復帰。荒選手からバトンを受けたJorg選手は、前を行く11号車と後ろから迫る4号車の2台と一進一退のバトルを展開。58周目に4番手11号車のトラブルでポジションを1つあげると、そのポジションを保ったまま、チェッカーを受け、4位完走を果たした。
鈴木康昭 チーム代表兼監督
TOP2台は、コースとのマッチング、性能調整も含め別格のレースでした。3番手のARTAさんに関しては、我々と6秒差でのフィニッシュ。こちらはタイヤ4輪交換に対して、ARTAさんは片側2輪だけの交換。それがぴったりタイム差として表れ、3位と4位を分けました。ARTAさんの素晴らしい作戦だったと思います。しかし、我々が同じ作戦を取れたかと言えば、現状で難しいのが事実です。これに関しては、これからヨコハマタイヤさんとの開発を更に進める必要があると感じました。FIA GT3勢の中では、BMW M6 GT3が1,2フィニッシュを飾れた事は、とても素晴らしいと思いますし、前回が7位、今回は4位とだいぶ見えて来たモノもありますので、次戦に期待して頂ければと思います。
Jorg Muller 選手
とてもとてもハッピーです。9番グリッドからスタートして4位でフィニッシュ。今シーズンでは今までありませんでした。タイヤを労りながら、後ろから迫る谷口選手を押さえる事はとても難しかったですが、チームのピット作業は、素早く完璧且つ且つ正確。4位を守りきる事が出来、素晴らしいレースになりました。
次のRd.4もとても楽しみです。
荒聖治 選手
今回のオートポリスでは、M6 GT3の運動性能の高さを活かして、予選決勝共に、今期ベストなパフォーマンスを発揮することが出来ました。TOP10圏内上位で、レースを戦うことが出来、今後のレースを戦う上での手応えを掴んだ一戦となりました。この後のレースでも、このパフォーマンスを最大限に活かし、優勝を狙ってベストを尽くします。