5月21日(日) 天候:晴れ 路面:ドライ 気温:24℃ 路面温度:35℃(決勝開始時)
■決勝結果:4位(65周)2h00’23.938(本山→千代)
この日も前日同様の五月晴れとなったオートポリスには、2年ぶりの開催ということで多くのファンが来場。午後2時にスタートした第3戦決勝はそんなファンの期待通り、最終ラップまで白熱のバトルが随所で展開された。
パレードランの後レースはクリーンなスタートが切られ、オープニングラップでのGT500クラスに順位変動はなし。本山がスタートドライバーをつとめる2番グリッドの46号車も、まずは2位をキープした。
その後序盤はトップと一定の距離おいて周回を重ねる展開となった46号車だが、マシンの調子もタイヤのパフォーマンスも前日に続き安定していた。
5周目にセーフティカーが入ったことで以降2位争いは混戦となり21周目、GT300クラスに引っかかり失速したスキをつかれ4位に順位を下げてしまうが、本山はそこから引き離されることなく安定したペースをキープ。チェッカーまでに再び順位を戻すチャンスが充分あることを感じさせた。
1stスティントは少し長めの37周を数えピットイン、ドライバーを千代に代えた46号車は4位でコースに復帰。そして千代は瞬く間に3位に近づき41周目にはテール・トゥ・ノーズに持ち込む。
ペースは完全に46号車の方が勝っており、3位浮上は目前だと思われた。しかし巧みなブロックの前になかなか活路を見いだせず、再び後続が迫ってくることになる。レースは40周を超えた頃から熾烈な3位争いに発展。46号車は一旦ポジションを下げるも55周目には4位へと復帰。
速いペースを維持していた46号車はやはり、表彰台を狙える位置まで戻ってきた。
そして55周目、ついにターン2でサイド・バイ・サイドに持ち込むことに成功するも、追い越しが禁止される黄旗区間に入っていたことでもとのポジションに戻らざるを得なくなる。
その後も3位を巡る一進一退の激しい攻防は最終周回まで繰り広げられることになったが、惜しくも46号車は4位のまま65周のレースを終えることになった。
●本山哲の決勝コメント
「タイヤ、マシンのパフォーマンスは終始安定していたのでうまく走れれば表彰台も目標圏内に入りましたが、タイミングが悪く遅いマシンに引っかかってしまったり、千代も黄旗が出たことで順位を上げられず結果的に表彰台を逃してしまったのは残念でした」
「開幕戦から2戦はマシンの仕上がりに若干の不安も有りましたが、このレースを終えシーズン序盤でトップ争いに加われるアップデートが確認出来たと思います」
「これから夏のシリーズ3連戦に向けて、更にポテンシャルを向上させてランキングの上位を目指します。RD4まで一か月以上有るので、その間にチームの総力を結集してファンの皆さんが期待している速いGT-Rにするのでご期待ください」
「次戦以降も更に頑張っていきますので、皆さん、次のSUGOも応援よろしくお願いします!」