●公式予選
■Q1:ヘイキが渾身のアタックで6位で突破
3日(火・祝)雲が増え始め風が強く、気温19度/路面温度27度の中、14時50分からQ1が開始された。残り7分ほどで各車が一斉にコースイン。事前のルーチンである身体のウォーミングアップを十分にしてクルマに乗り込んだヘイキ。決勝を睨み硬めのタイヤをチョイスしてコースインとなった。中々、タイヤが温まらない状況ながらもまずは4周目に1分29秒110の5番手タイムをマーク。柔らかめのタイヤを履くライバル勢に比べて温まり具合が厳しい状況ではあるが踏ん張ってセクターベストを更に刻んでいくヘイキ。各セクターでコンマ2秒ほど削る渾身のアタック。最後のセクター3でもタイムアップを果たし、1分28秒493と何とか6番手タイムに滑り込み、僅差の争いとなったQ1を見事に突破し、Q2進出を果たした。
■Q2:平手が超僅差の争いで惜しくも5位に
公式予選Q2は、気温18度/路面温度24度と若干下がり、硬めのタイヤを選択していたため更に条件が厳しくなった。ヘイキと同じハード系タイヤを装着する平手はしっかりとタイヤに熱を入れるべく、Q1より早めに残り9分でコースイン。ヘイキからタイヤのウォームアップ状況を聞いていた平手は丁寧にタイヤを温めていった。プレアタックの5周目にヘイキのタイムを上回る1分28秒094の4番手タイムをマーク。リーダーズボードが刻々と変化する超僅差の争いの中、続く5周目の最後のアタックで、セクター1、2で自己ベストを記録。期待がかかったセクター3もしっかりとまとめあげてきた平手。3位から5位までが超僅差となった争いで惜しくも5位となったが、硬めのタイヤながら値千金の3列目5番グリッド獲得となった。
●決勝
■フリー走行
4日(水・祝)決勝日のフリー走行開始時は、気温18度/路面温度24度。朝方まで降っていた激しい雨も止んで青空が広がっていたが風が強く、コースはウェットパッチが残るコンディション。まずスタートドライバーを努めるヘイキがウェットタイヤを装着してコースイン。すぐに路面が乾き、2周目にピットインして平手と交代。平手はドライタイヤで4番手タイムを刻みながらペース良く走行し、ピットワークのシミュレーションを兼ねて再度ピットインした後にヘイキと交代。14周目に1分30秒939のその時点のトップタイムをマークした。フリー走行では18周を走行し、結果3番手タイム。燃料を積んだ状態でも好調さを維持して決勝への準備を無事に整えた。