投稿日: 2017.07.21 20:16
更新日: 2017.07.21 21:12
更新日: 2017.07.21 21:12
ル・マン24時間LM-GTEプロ2位のピポ・デラーニがSUGOを訪問「スーパーGTを視察に来た」
Ryuji Hirano / AUTOSPORTweb
デラーニにとって、スポーツカーレースに身を置いてから常に目標としているのは、他の多くのドライバーと同様にメーカーと契約する「ファクトリードライバーになること」だというが、その上でGT500に関心を示すのは、やはり競技のレベルだという。
「今季はフォードとの契約を得ることができたけど、GT500はファクトリーのサポートを受けるチームだけで戦っているし、メーカーのマシン、そしてメーカーのタイヤを履く、スーパーハイレベルなレースだ。勝つことが難しいし、挑戦のし甲斐があるよね」とデラーニ。
「GT300への関心はないよ。トップクラスでの戦いを求めているし、今はヨーロッパでもトップカテゴリーではないが、プロが乗る最も激しいLM-GTEプロで戦えているし、アメリカでもトップクラスで戦えている。日本へ活動の場を移すときは、トップカテゴリーであるGT500だけだと考えているよ」
現在、ヨーロッパやアメリカでファクトリードライバーとしての契約を得ていることから、「来年すぐにどうこうというわけではなく、将来に向けていろいろな機会を見出していきたい。でも今回は日本の文化やレースのやり方も学べるので、来られて嬉しく思っている」とデラーニは言う。
グローバルに戦うドライバーが来日して視察するということは、今のスーパーGTの競争の高さ、そして世界のモータースポーツにおける価値を表しているようだ。デラーニにGT500ドライブの機会は訪れるのか、今後の動向を楽しみにしたいところだ。
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