5周目には最終コーナーでGT300の35号車ARTO 86 MC 101がクラッシュしてフロントを大破、2コーナーでは5号車マッハ車検 MC86 GTNETがスピンと同時多発的にアクシデントが続き、ここでセーフティカー導入となる。
11周目にセーフティカーが退去して、レース再開。すると、ドライタイヤを履いたGT500の4台はペースが上がらず、ふたたび後続のGT300に抜かれる展開に。そのなかでWedsSportとGT300のUPGARAGE BANDOH 86が1コーナーで接触。クラス違いながら、レーシングプロジェクトBANDOHの同士討ちというまさかの展開に場内がどよめく。お互い大きな損傷はなかったようだが、WedsSportはそのままピットインしてウエットタイヤに交換。
16周目になると雨が強くなりはじめ、2番手MOTUL NSX-GTの背後に3番手ARTAの野尻が付き、バトル状態に。しかし、バックストレートエンドの馬の背でGT300マシンをかわす際にARTAが単独スピン。これで10番手まで順位を下げてしまう。
19周目から20周目にかけてGT300マシンが各所でスピンを喫してしまい、GT300の順位が大きく入れ替わるなか、3番手EpsonがMOTUL NSX-GTをかわして2番手に浮上。
トップのRAYBRIGは2番手に10秒5の差を付けて独走態勢を築くなか、雨あしは序々に弱まっていき、路面は乾いていく。すると、3番手のMOTUL NSX-GTはペースが厳しくなりはじめ、そこに4番手のDENSO KOBELCO SARD LC500、雨をめっぽう得意とするヘイキ・コバライネンが近づいてくる。
MOTUL NSX-GTの武藤英紀も必至に抵抗するものの、29周目には1コーナーでDENSOがアウトから並びかかり、2台は併走したままコーナリング。2コーナーを立ち上がったところでDENSOが前を奪い、3番手に浮上した。MOTUL NSX-GTはタイヤが厳しくなったか、その後、続々と後続にかわされて8番手まで後退。
一方のDENSOはコバライネンがリヤを滑らせながらもペースを保ち、2番手のEpsonの背後に。それでもEpsonのベルトラン・バゲットがうまくDENSOを抑え、2台はバトルをしながらも順位は変わらず。
32周目には馬の背でGT300がクラッシュバリヤに突っ込むなど、アクシデントが起こるがGT500の順位に変動はなし。