コメント
伊藤宗治監督
チームとして初表彰台を獲得できて本当に良かったと思います。予選が16位だったので、そこから2位まで上がれたことを考えると出来すぎのレースでした。
決勝レースは、セーフティーカーが何回も入り荒れた展開になったのですが、ピットインのタイミングが勝負のキーポイントでした。スポーツランドSUGOは、ピットレーンが短く他のチームとピットインが重なると渋滞しやすいコースです。

そのため、45周目のセーフティーカー明けにはピットに入れず、ピットインを翌周に伸ばしました。そのタイミングが抜群でした。開幕戦から運が悪かったと思うなら、今回は運が良かったと言えます。表彰台に登れたことでチームの士気も上がると思うので、これからの後半はさらに上位を目指したいです。
都筑晶裕選手
今シーズンの初ポイントが表彰台ですごく嬉しいです。決勝レースでは今シーズン初めて後半のスティントを担当しましたが、セーフティーカーが入る寸前にピットインしてドライバーチェンジをしたため、ピットアウト後は正確な順位が分かりませんでした。
セーフティーカーが抜けてしばらくしてからトップ争いをしていること知らされ、GT500クラスに抜かれるタイミングが悪く優勝した11号車(GAINER TANAX AMG GT3)を逃がしてしまったのは悔やまれますが、レースラップも安定して刻め、表彰台を勝ち取れた事に、そして難しいコンディションの中でバトンを渡してくれた新田さんはもとより、チームスタッフ及びスポンサーの方々には大変感謝しております。

2週間後の富士スピードウェイラウンドに向けて更にモチベーションを上げて、これに満足せず更に上を狙っていきます。
新田守男選手
決勝レースは、グリッドについてから雨が降り出したのでタイヤをレインに替えてセットアップも変更しました。戦略としては、レインタイヤで引っ張れるところまで走ってピットインし、そのときの状況に合わせてタイヤを変えるというものでした。
そのため、序盤はタイヤを労りつつ走りました。Ferrari 488 GT3は、コーナリングスピードは速いのですが、トップスピードが伸びません。なので、ストレートで先行車に並び掛けるのですが、抜けない展開が続きました。

38周目に60号車(SYNTIUM LMcorsa RC F GT3)と接触しそうになりスピンしたのがもったいなかったですが、自分の役割は果たせました。結果として久しぶりに表彰台に登れたので、良いレースだったと思います。