更新日: 2016.05.10 08:35
オリベイラ「この経験から学び、前に進むのみ」
AUTOBACS SUPER GT Round2
FUJI GT 500KM RACE
2016年 5月3日〜4日
No.12 カルソニック IMPUL GT-R
ドライバー:安田裕信/J.P.オリベイラ
優勝目前、まさかの結末
毎年恒例、ゴールデンウィーク期間中の第2戦富士スピードウェイが開催されました。開幕戦岡山では残念ながら表彰台へ届かず、5位という結果になりましたが、2人のドライバーも得意としているこのサーキット、大観衆の前でのポールtoウィンを目指してレースへと臨みました。
5/3(火)公式予選
天候:☁ コース:ドライ
気温/路面温度: Q1開始時19℃/26℃、Q2開始時18℃/24℃、
Q2終了時18℃/24 観客動員数:35700人
マシントラブルがあり、朝のフリー走行中GT500占有走行に出走できないアクシデントがあったものの、トップタイムを残して予選に挑むことになったカルソニックIMPUL GT-R。天候は若干風が強まる中曇り空のもと、予選Q1が始まりました。担当ドライバーは安田裕信。GT300のQ1終了後の14時50分、オンタイムで始まりました。
毎度の予選同様、開始後しばらくはピットの中でステイ。今回は、開始直後全車コースインせず15分間のQ1序盤は緊迫しつつも非常に静かな時間が流れていました。安田は残り7分半を切ろうかというところでピットアウトし、アタックに向かいます。周回を重ねるごとにタイムアップしていき計測3周目に1’28.208をマークしトップに浮上。直後にNo.46 S Road CRAFTSPORTS GT-R(千代勝正選手)に逆転され2位となりますが、計測4周目も続けてアタック。1’27.931とタイムを縮めますが、No.46 GT-Rを上回ることはできず2位となりましたが、無事にQ2へと駒を進めました。
Q2はポールポジションを狙い、満を持してエースのジョアオ・パオロ・デ・オリベイラが登場。15時35分から12分間で始まりました。残り7分40秒でピットアウトし、アタックに向かいます。タイヤのウォームアップをこなして計測2周目に1’28.118をマークし順調にトップへ浮上。ここで残り2分、さらにアタックを続けます。直後計測3周目1’27.453でタイムを短縮。ポールポジションの座を一気に引き寄せます。ライバル勢、特に好調の他のGT-R勢も続けてアタックを展開していきますが、トップは明け渡さず、昨年の第7戦オートポリス以来のポールポジションを決めました。
監督の星野一義と安田は、ちょうど2年前、「2014年第2戦富士でのポールtoウィンを成し遂げたレースの再来を」と誓って意気揚々の一方、オリベイラは「まだまだファーストステップだ」と至って冷静に翌日の決勝レースを見据えていたのが、非常に好対照で印象的な予選直後の3名でした。