前戦ウイナーのDENSO KOBELCO SARD LC500はヘイキ・コバライネンが最後にタイムアップを果たすが、惜しくも9番手でQ2進出ラインには届かず。ポイントリーダーのWAKO’S 4CR LC500(大嶋和也)は11番手。今回の優勝候補に挙げられていたカルソニック IMPUL GT-Rは12番手、2基目のニューエンジンを投入したRAYBRIG NSX-GTはなにかアクシデントがあったか、再下位の15番手となってしまった。
Q2は15時40分にスタート、この時の空は曇り。GT-RとLC500が各3台、NSXが2台での戦いとなる。各車の動き出しはセッション残り8分前後のところだった。
残り2分を切って、まず暫定首位に立ったのはauのジェームス・ロシター、タイムは1分29秒807。しかし、これをすぐにMOTUL GT-Rのロニー・クインタレッリが1分29秒475で更新し、トップを奪う。そしてKEIHINの塚越広大が1分29秒618で2番手に食い込んだ。
auのロシターは1分29秒591にタイムを詰めるが、KEIHINを交わしての2番手まで。MOTUL GT-Rのクインタレッリはタイム更新ならずも、これでポールは確定かと思われた。しかし、チェッカー後にARTAの野尻智紀がクインタレッリのタイムをコンマ3秒縮める、1分29秒104を叩き出し、それまでポール争いしていた3台を一気に抜き去って、2戦連続ポールをもぎ取った。
トップ4はARTA、MOTUL GT-R、au、KEIHINという順位で決着。これでARTAは今季5戦して3回目のポール獲得、NSX勢としては4回目のポール獲得となった。