Tomoyuki Mizuno/AUTOSPORTweb

 31周目には2番手MOTUL GT-R、3番手ZENTが揃ってピットイン。作業もスムーズに、順位を変えずにそのままコースに復帰。その翌周には首位のARTAがピットイン。モニター上の制止時間37.0という素早い作業でコースに復帰し、悠々と首位をキープ。

 ARTAがコースに復帰した直後、最終コーナーでKEIHINが右リヤタイヤを破損してストップ。GT300をアウトから追い抜く際、右リヤをGT300にヒットさせてしまい、コースのアウト側にストップ。その様子を見てか、33周目にはWedsSport、カルソニック、DENSO KOBELCO SARD RC F、MOTUL MUGEN NSX-GTの4台がピットイン。KEIHINは結局、FROにてコース上から移動させられリタイアとなった。

 34周目にはS Road、RAYBRIG NSX-GTがピットインして、これで全車ドライバー交代を終える。その時点でのトップはARTAで2番手に7秒のギャップ、その後、MOTUL GT-R、ZENT、au、KeePer、カルソニックのトップ6に。2番手のMOTUL GT-Rと3番手ZENTは1秒差でランデブーしながら周回を重ねる展開に。

 そのまま膠着状態となるかに思われたが、44周目に突然ARTAのペースが落ち、2番手のギャップが一気に3.6秒まで縮まる。46周目には2.4秒に縮まり、MOTUL GT-RとZENTが見た目にARTAに追いついていく。コース上にタイヤかすも多くなり、時刻も16時45分となって気温が32度まで下がってきたことでNSX勢に懸念されたタイヤのピックアップのトラブルが起きているのかもしれない。

 後方では4番手auと5番手KeePerのトムスチーム内でのバトルが激しくなるが、3番手ZENTと4番手auの差は10秒近くあり、実質、優勝争いはARTA、MOTUL GT-R、ZENTの3台に絞られる。

 46周目にはMOTUL MUGEN NSX-GTにトラブルが発生した模様で、マシンをガレージに。52周目にはフォーラムエンジニアリングがスロー走行となり、ピットへマシンを入れることになった。

 一旦ペースの落ちたARTA小林崇志だが、その後、2番手のMOTUL GT-Rのペースが落ち始めたこともあり、序々に2番手との差を広げていく。そこで、3番手のZENTが背後にぴったりと付き、2番手争いがヒートアップ。ZENT石浦宏明は何度もストレートでMOTUL GT-R松田次生のスリップに入るが、GT-Rの方がストレートが速い。松田の老獪なブロックもあり、石浦はチャンスを作れない。

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