本山哲 スーパーGT第5戦富士 レースレポート
【決勝】8月6日(日) 天候:晴れ 路面:ドライ 気温:29℃ 路面温度:36℃(決勝開始時)
■決勝結果:11位(66周)1h45’38.883(千代 Lap33→本山)
富士スピードウェイはこの日、朝から晴天に恵まれた。午後3時25分の時点で気温は29℃、路面温度は36℃と予選時を上回るコンディションの下、第5戦がスタート。
8番手のポジションからスタートする46号車「S-Road CRAFTSPORTS GT-R」は、千代が第1スティントを担当した。千代はスタートで8番手をキープすると、7番手と1秒差内でその後も積極的なドライビングで走行を続ける。
レース序盤は2番手以降が僅差で連なる展開となったことで順位を上げる可能性もあった。しかし、前日ふたりのドライバーを悩ませたマシンバランスは、この日も大きな改善は見られなかった。
そして8周目にGT300クラスに追いつくとその状況にやや変化が訪れるが、トラフィックに引っ掛かった際のロスはいつもより大きく、10周目に1台、11周目に2台にかわされる。46号車はポイント圏外へと後退することになった。
23周目、各車ルーティンのピットインが始まった。ピットインするマシンが出始めると先行するマシンが少なくなったことにより千代は猛プッシュを開始する。
レース中盤、46号車はGT500クラスのなかでは最後となる33周目まで引っ張り、この間に前とのギャップを少し埋めることに成功。そして第2スティントを担当する本山へドライバーチェンジし9番手でコースへと復帰した。
アウトラップではすぐ後ろに2台が迫っており、本山が必死にブロックを試みるもタイヤの温まりの差から、その2台にかわされ46号車はふたたびび11番手へと後退。そこから本山も我慢の走りを強いられることになる。
レース終盤はライバルたちにトラブルやアクシデントも起きたものの46号車自体の厳しい状況が好転することはなく、本山は順位を守るのが精いっぱいだった。
そしてポイント圏内まであとひとつの11位のまま66周をフィニッシュ。46号車の連続入賞は2戦で途切れることになった。
●本山哲の決勝コメント
「予選が終わってからレースに向けて細かい部分のセットアップを詰めましたが、マシンバランスを改善するには至りませんでした」
「レースでもそれが出てしまい、まったくペースを上げることができず、菅生戦からの流れを期待して応援してくれたファンの皆さんに、良いレースをお見せできなかったのがとても残念です」
「原因についてはまだ見えていない状況ですが、一度持ち帰って鈴鹿戦までの3週間の間にエンジニアとしっかり究明し万全の態勢で挑みます」
「シーズン中には良いときも悪い時もあって、悪い時にしぶといレースができなかったのは反省点ですが、次の鈴鹿までにきっちり改善して、『鈴鹿1000Km』の最後に相応しいレースを約束しますので是非ご期待ください」
「次戦も皆さん、応援よろしくお願いします!」